第1話「死神が生まれた日」より。
ヘボ狩竜人の少年・ラグナは、ぶっちぎりの竜討伐数を誇る天才少女・レオニカとコンビを組み、日々、竜討伐に挑んでいた。
そんな日常に終わりを告げるように現れたのは、これまで討伐してきた竜とは比べ物にならない強さを持った上位竜・グリュムウェルテ。
強大な敵を前にしたラグナの脳裏によぎるのは、ここ数日悩まされてきた悪夢―――最強の力を手に入れながらも、何一つ守るべきものを持たない、絶望と孤独の未来を歩む己の姿だった。(公式サイトより)
ラグナが、食事中の狩竜人、レオニカを撮影しています。
二眼レフのようなカメラですが、真ん中にレンズがあって
こちらから見て左側に穴が二つあります。
これは、正面のデザインはコダック・ブローニーそっくりです。
KODAK BROWNIE
1900年にイーストマン・コダックが発売したボックスカメラの
シリーズで、写真はKodak Brownie No.2 Model F (1924)。
このカメラは117のロールフィルムを使いますが
とっくに生産終了となっていて、
現在ではロールフィルムは120しか残っていないのが実情です。
でも、ストラップがあること、上からのぞき込むところが
あるので、二眼レフっぽいのも事実。
恐らく、コダック・ブローニーの正面デザインと
一般的な二眼レフのデザインを混ぜてオリジナルの
カメラを描いたのではないか、と推測できます。
こちらから見て左上に見える二つの穴は、
被写体を捉えるためのレンズです。
上側は、カメラの上側をのぞき込んで被写体を捉える、
下側は、すぐ隣にある四角形のまどから被写体を捉えるものです。
上側は、ファインダーの場所と実際に被写体を捉える
窓の位置がずれているのがちょっと難かなとは思いますが、
比較的ファインダーと被写体の関係を考えた上で
描いていることが分かります。
ただ、フードがないから晴れている日や
日の光が差し込んでくる場所だと撮影しにくいかも。
しかしこの後、第1話に登場するこの勇者を捨てて
ラグナ自身が強くなってしまう超展開。
そしてレオニカはストーリーには出てこなくなってしまう。
なぜだろう……。
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