アニメ『イエスタデイをうたって』第1話にSONY 初代ウォークマンTPS-L2が登場!!

アニメ・特撮に出てきたオーディオたち
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第1話「社会のはみ出し者は自己変革を目指す」より。

前回はカメラを紹介しましたが、今回はオーディオです。

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コンビニでバイトをしている同僚が、
CDを出すことになってジャケットの撮影を頼まれる主人公。

そしてデモテープを渡されます。

CDをリリースするのになぜデモテープ?
と思ったんですが、原作のマンガは
1998年に連載が始まっていたんですね。

1998年といえば、音楽媒体のメインはCDとMD、
そしてまだカセットテープも使われていました。

主人公はカセットテープの携帯再生機、
カセットプレーヤーで音楽を聴いてます。

これは、ソニー(SONY)の初代ウォークマン
(WALKMAN)、TPS-L2ですね。

アニメの時代設定は、2002年頃といわれています。
PR TIMESの情報によると、
アニメ「イエスタデイをうたって」は、“新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街”という原作の設定から下北沢駅〜松原駅周辺を舞台にしています。時代設定に関しても原作連載中の時代背景を準拠し、2002年頃をベースに、固定電話・公衆電話によるやりとりや、アナログテレビ・カセットデッキといった小物の設定など、細部にまでこだわりが散りばめられています。
とのこと。

でも、初代ウォークマンは1979年7月発売。
20年以上、現役で活躍していたことになります。
しかし、内部の駆動はゴムベルトのはず。
20年ももたずに切れるか、溶けるかして
使えなくなります(私自身、初代ではありませんが
この時代のウォークマンを持っていますので
実体験で分かります)。

修理に出したものを使い続けているという
考え方もできますがね……。

あと、初代ウォークマンは現在では
レジェンド的な商品として他のアニメにも
登場しています。

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ただ、当時を知っている感覚からすると
ちょっと違う気がします。

爆発的に売れたのは、実はこの機種ではなくて
次に出た「ウォークマンII」です。
ちょっとした社会現象にもなったんですよ。

デザインも一新されて洗練されたボタン配置、
黒いサンプルテープもついてきました。
A面はザ・スクウェアの曲、B面はピアノ曲でした。

だから私の感覚だとちょっと
初代ウォークマンを持ち上げすぎているのでは、
と感じた次第です。

ウォークマンIIのデザインは、後継機となる
ウォークマンD.D.にも引き継がれました。

DDはディスクドライブ(D.D.)、
いわゆるアンチローリングメカを搭載し、
歩いたり走ったりながらウォークマンを聴いても
安定してきれいな音が聴けるスグレモノでした。
初代ウォークマンやウォークマンIIのように
アンチローリングメカがない機種は、
早歩きやランニングすると音が揺れて
とても聴けたモノではない、という欠点がありました。

実際、ウォークマンD.D.を腕に取り付けた
バレリーナが踊っているCMも放送していたくらいなので。

ただ、D.D.はプラスチックの部品と金属部品が
接着剤で貼り合わせてあるので、経年劣化で
プラスチックが変形し、割れて聴けなくなる
故障が頻発していて修理も困難を極めているといいます。

それからイヤホンのイヤーパッドはオレンジ色で
すごく目を引きますね。

ウォークマンIIの付属品としてついてきたものも
オレンジ色でした。
初代は何色だったかちょっと覚えていないんですが……。

もうちょっとウォークマンIIをリスペクトする
アニメが出てきてもいいような気がします。

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