以前、「ストパン、ガルパンに続く「萌えミリタリー・アニメ」はこれか?」というエントリーで、「艦これ」がアニメ化され、人気が出るであろうと予想しました。
この度、めでたくアニメ化が決定し、キービジュアルが公開されたため、注目度がかなり上がってきています。
そんな中、「加賀さんの弓の構え方がおかしい」と弓道部員に指摘され、Twitter上で炎上しているとのこと。
これって、以前当ブログでアニメ『じょしらく』の空琉美遊亭丸京(くーるびゅーてぃ・がんきょう)の三味線の構えがおかしいと指摘して、炎上したのとそっくりです。
じょしらく・空琉美遊亭丸京による三味線の撥の持ち方がひどすぎて絶望した!
DVD&Blu-ray発売前日記念! じょしらく第1話を見返していたら三味線の構えがひどくてさらに絶望した!
じょしらく・丸京の三味線の構えを見るとなぜ違和感を感じるのか? ← つまんねーこと聞くなよ! (笑)
他にも、『薄桜鬼 黎明録』や『Dog Days’』なんかにも三味線や鼓が出てきましたが、構えがおかしかったので当ブログで指摘しました。
薄桜鬼 黎明録〜三味線の構えがひどすぎて絶望した! (笑)
感動した!薄桜鬼黎明録 第9話の三味線奏者の描写が第5話より良くなってて感動した!
Dog Days’ ノワール・ヴィノカカオの鼓の持ち方が間違っていて絶望した!
問題となっている、加賀さんのキービジュアルはこちら(画像はITライフハックより)。
そして、弓の構えについて指摘した画像がこちらです。
(画像はpic.twitter.com/4HuOrXgGABより)
(画像はhttps://twitter.com/Yotsura/status/422567077929431040より)
(画像はhttps://twitter.com/Renma654/status/447914666933501953より)
今回のエントリーでは、構えの是非ではなく、私のブログが炎上した経験を踏まえた上で「アニメ(もしくは特撮など)で構えが間違えていると指摘すると炎上するのはなぜか」をテーマに考えていこうと思います。少し長くなりますが、おつきあい下さい。
間違えの指摘に対する反応
こうした間違いの指摘に対する反応は、ネタにして遊んでいる人たち(加賀さんの弓の撃ち方が間違っていると話題になっていますが、○○をご覧下さいなど)は別として、およそ6種類に類型化することができます。これは当ブログが炎上した際のコメントと、今回の弓騒動に関するコメントを読んだ上で私が独自に類型化したものです。
(1)偉そうにしやがって(=知識をひけらかしやがって)、ふざけんな!
(2)私(オレ)が好きな作品をバカにすんな!
(3)アニメと現実世界をごっちゃにすんな!
(4)絵的によければ(面白ければ)構えなんてどーでもいい
(5)そんなに構えが大事なら弓道マンガでも読んでろ!
(6)たかがアニメにマジになるなよ 頭おかしい、気持ち悪いわ
さて、ここで大事なのはこうした反応が本物か否か(書き込んでいる本人が本当にそう思っているかどうか)ではなく、「このように反応しているのは、一体どのような人たちなのか」です。これは、大まかに3種類に分けられると思います。
(a)指摘した人が持つ専門知識や技能を知らない、持っていない人
(b)アニメ作品のファン、アニオタ
(c)喧嘩の野次馬みたいに、面白半分に炎上させようとする人
この3種類の分布を考えてみると、およそこんな感じになると思います(あくまでも概念図です)。
書き込みを見ていると、構えそのものに対する検証、つまり弓道での構えはこの人が指摘している通りなのか、流鏑馬などはどうなのかといった議論はほとんどありませんでした。私のブログが炎上したときも同じです。つまり、こうした反応をする人たちのほとんどは「指摘した人が持つ専門知識や技能を知らない、持っていない人」です。その中に、(b)と(c)がいるという構図ですね。
そのため、まず(1)偉そうにしやがって(=知識をひけらかしやがって)、ふざけんな! という反応が出てきます。
そして、(b)アニメ作品のファン、アニオタの人たちはアニメ作品に入れあげている、つまり作品と自分とを同一化しています。これにより、間違いを指摘されるということは作品をバカにされたということと同じ、つまりは自分がバカにされたことと感じるわけです。そこから導き出されるのは、(2)私(オレ)が好きな作品をバカにすんな!です。
さらに、このように反応する人たちは指摘した人が持つ専門知識や技能を知らない、持っていない人たちですから、指摘した人のフィールド(専門領域)では絶対に戦わない、いや、戦えない。なぜなら、負けるのが分かっているからです。だから、フィールドの外から石を投げて攻撃する。その例が(3)〜(6)になります。
(3)アニメと現実世界をごっちゃにすんな!は、 二次元と三次元は違うものだし、そんなことを言っていたら何もできなくなるだろという意見ですね。
(4)絵的によければ(面白ければ)構えなんてどーでもいい というのは、キャラクターが可愛く描けていれば構えなんて重要な要素じゃないんだよ、というものでこちらも指摘すること自体がおかしいという意見です。
(5)そんなに構えが大事なら弓道マンガでも読んでろ! も同様ですが、弓道の構えは枝葉末節で、この言葉の裏にあるのは「キャラの可愛さやストーリー(現状ではゲームだけなのでゲームのおもしろさ)などが最も重要なんだ」ということです。つまり、こういったアニメ作品はこう消費するべき、という「同調圧力」をかけることで指摘を否定しています。
(6)たかがアニメにマジになるなよ 頭おかしい、気持ち悪いわ はファンタジーであり、子どもや息抜きに見るアニメごときに目くじら立ててどうすんの、バカじゃねーのという意見で、こちらも「同調圧力」により指摘そのものを否定する点で共通しています。
つまり、おまえがやっていること、つまり指摘すること自体が間違っているとして、指摘そのものを葬り去ろうとするわけです。この(3)〜(6)に関しては、はもう少し後で検証していくことにします。
作品の受容の仕方は一通りではない
ここではまず、(4)〜(6)の同調圧力について考えてみましょう。
私のブログが炎上したときも同じでしたが、指摘そのものを葬り去ろうとする場合、指摘している人の専門領域では戦えないので、最も手っ取り早くて効果的なのが「同調圧力」を使うことです。
同調圧力とは、多数の意見に合わせるように強制していくことで、具体的には「アニメはこういうものだ」「こういう風に作られているんだから、その通りに消費するのが当たり前」「キャラを愛でるためのアニメなんだから、おまえの指摘なんて必要ない」といった文言で出現します。「KY」(空気読め)なんていう言葉も、同調圧力の一例ですね。
こうした文言を読むと、私はいつもこう思うんです。
「ストーリーやキャラクターの可愛さ楽しむことが当たり前だという考え方って、一体誰が決めたの?」
アニメを制作するプロダクション、もしくはディスクを販売する「送り手」は、こうしたら売れるだろう、こうした客層をターゲットにして、こういう内容で売っていこうというコンセプトの下、作品を作り上げているのは皆さんもご承知の通り。そして、キャラクターも1人ではなく、優等生、ツンデレ、ロリ、お姉さんタイプなどを揃えて様々なニーズに対応させようとしています。こうしたさまざまな情報がコード化されて受け手(消費者)に送られるわけですが、100%送り手が意図したように消費されるわけではありません。スチュアート・ホールや現代思想、大衆文化論をちょっと読んだことがあれば分かると思います。
大衆文化論とかアドルノは、大衆の消費は画一的なものと考える傾向にありました。しかし、デビッド・リーズマンなんかは1950年の論文で、受け手は作品を全く同じように消費しているわけではないことを明らかにしているんですね(アドルノとリーズマンの場合は音楽でした)。
つまり、作品の受け手は、皮下注射モデルのように送り手の意図する通りに受容するロボットのような存在ではないということです。もっと言えば、作品を受容すること、ここではアニメを見て評論していくことは、評論者が持っている知識や経験、技能を総動員して能動的に消費していることに他ならない、ということです。
その極端な例がこのブログで、アニメや特撮に登場したカメラをひたすら特定していく内容になっています。私は常にカメラが出てないか、出てきたらどんな描写をしているか、機種は特定できるのか、といったことだけを気にしながらアニメや特撮を見ています。指摘を批判する人たちから見れば、こうした消費の方法はまさしく「言語道断」といえるでしょう。しかし、塵も積もれば何とやら、といった感じで既に紹介した作品は200を超え、さらに特定できたカメラも200機種を超えました。
こうして数がまとまってくると面白いもので、色々と見えてくるものがあるんですね。詳しくは下のリンクからどうぞ。
アニメと特撮に出てきたカメラで特定できた200機種をまとめてみたよー
アニメと特撮に出てきたカメラを200機種特定して、わかったこと(1)
アニメと特撮に出てきたカメラを200機種特定して、わかったこと(2)
実はこんな私の楽しみ方も、アニメや特撮の消費の一形態なわけです。
そして、そうした意外性の中から、新しいものが生まれたり、それをヒントに新たな動きにつながっていくこともあります。逆に言えば、予想できないところから生まれる「意外性」が面白いんです。
以前炎上したときの書き込みに、こんなのがありました。
parties
私はテレビ製品を創っていますが、楽屋においてあるテレビは間違っています。写真を比較すれば簡単にわかりますが、本当はこうならなければおかしいのです。そのせいでこの番組の面白さが半減しています。
監督さん、もうちょっとがんばってくださいよ……。
こういう技術屋だって、楽しみにしてるんですからねっ!
頭おかしい。
まず間違えているのは、お前の論理で行くと、細部の描写だけがよければ作品全体の質が向上するんだろ、そんなわけあるか! と極論で考えていること。細部だけに注目すればいいとは言ってませんよ。
それから、この書き込みを読んだとき、実にもったいないなぁと思いました。返信でも書いたんですが、私にはどこがどう間違っているのか全然分からなかったからです。そうした専門家から見た描写の違いを何十、何百と積み重ねて見ていけば必ず面白いものが得られると思ったわけです。しかし、partiesさんにとってアニメ『じょしらく』はこういうもののようでした。
三味線アニメじゃありません。伝統芸能紹介アニメでもありません。
落語にしてもありえない描写は多々あるが、落語家が見てここ違うとか、わざわざいうとは思えません。
監修のしん平さんも、リアルでない部分もあるがこのアニメはそれでokって言ってます。それが普通でしょう。
重要なのは、「それが普通でしょう」というところです。このアニメはこういう形で作られているんだからその通りに受容するのが当たり前で、細かいことにけちを付けているお前は頭がおかしい、狂っているんだ、ということです。ここでも、みんなはこう消費しているのに、そうじゃないお前は間違ってる、と同調圧力を使っているんですね。
返信として、テレビのどこがどう間違っているのか、説明して欲しいと書きましたが、反対意見をぶちまけるだけぶちまけて、すぐにいなくなってしまいました。実に残念です。
翻って同調圧力は、様々な消費の形態を限定し、閉じ込めてしまおうという大衆文化論に先祖返りさせようとする圧力といえるでしょう。
ただし、消費の方法はすべてから自由で何をしても良いというわけではなくて、送り手の内容によってある程度の制約を受けることは、様々なポピュラー文化の研究論文で明らかにされています。
昔の考え方なら、送り手(アニメの制作会社や原作者など)の意図をどれだけ忠実に理解できるか、というのが受け手にとって非常に大事なことでした。つまり、原作者や作り手が神様で、受け手はそのしもべだったわけです。しかし、現代思想などの普及により、作品の評価を決めるのは一部の高名な学者や評論家ではなく、不特定多数の消費者であるという考えに変わってきました。特にポピュラー文化の場合には、接する人口が多いという意味で重要なんですね。
間違いを指摘している人にとって最も重要なことは何か
弓道の間違いを指摘した人にとって最も重要なことは、私が三味線の構えで指摘したことと全く同じになるかどうかはわからないので、ここでは私の意図を書いておきます。これは、先ほどの「(3)アニメと現実世界をごっちゃにすんな!」に対応しています。
私にとっては、デフォルメはあっても良いと思っています。なぜなら、ガチガチに正しい方法で作り込んでいこうとすると、どうしてもそれだけではうまくいかない、表現に幅が出ない、荒唐無稽な展開ができないといった副作用があるからです。
しかし、一番問題なのは作画担当者が三味線の構えを全く理解しない、理解しようとしないでデフォルメしていることなんです。
三味線が弾ける人にとったら、こんなデフォルメ、換言すれば適当な描写はしないよねという形で描かれていたからなんですね。もし理解していれば、もっときちんとした描写になったはず。だから指摘したわけです。
アニメと現実は違うと言いますが、実は「リアルさ」は「細部に宿る」んですよ。ナウシカの巨神兵がすごかったのもどろどろさを表現した細かさだったわけだし、宮崎駿氏や大塚康夫氏がすごいと言われるのも、細部へのこだわりがハンパないからです。
最も重要なのは、アニメと現実の違いを理解しつつ、デフォルメしないといけないところはする、忠実に再現しなければならないところはする、ときちんと理解した上でまとめていくことなんですね。
要するに、デフォルメするならきちんと基礎を押さえて、マニアを納得させてくれということです。アニメだからといって何もかもでたらめで許されるかというと、そうではない。それは作風や内容によって異なるので一概にはいえませんが、「リアルさ」は「細部に宿る」、つまり細部をきちんと描いていくことは作品のリアルさや表現の幅を追求する上で非常に重要であるということなんです。
「構えができてないからダメ」が本当に言いたいこと
「構えができてないからダメ」ということの真意は、文字通りだけでありません。つまり、「構えがきちんと理解した上で描く、もしくは構えを理解した上でデフォルメして描くことができていたら、もっと可愛く見えるもしくはもっと作品がよく見える」ということなんですよ。
しかし、大変残念なことに、(1)〜(6)で反応してしまう人たちは、そもそも正しい構えが分からないのだから、「どれだけよくなっているかが全く理解できない」。
例えば、雑誌「spoon」の表紙に『中二病でも恋がしたい!』に登場した凸守早苗 (でこもり さなえ) が登場しましたが、彼女が持っている小物でひときわ光っていたのがカメラでした。
凸守 (でこもり) だけに、「アールデコ」調のおしゃれなカメラを持たせることで、幼い女の子という描写の中に「おしゃれ感」と「大人っぽさ」を盛り込んでいる訳なんですね(単に幼いだけじゃないよ、ということ)。このイラストを見て、私は「このイラストレーターさん、なかなかやるなぁ〜」と思ったんですが、それが分からない人は、カメラではなくて熊やチューリップのアップリケが付いているポシェットが描かれていても全く違和感を感じないでしょう。
そうなると、(4)絵的によければ(面白ければ)構えなんてどーでもいい という意見が出てくるわけです。
炎上の根底にある3つの要素
これまで述べたような「間違いの」指摘に対する反応と、炎上の根底には実は以下の3つの要素が深く絡んでいます。この3つの要素は、主に先ほど述べた(1)〜(6)の反応をしてしまう人たちが共通して持っているものです。
[1]違いを指摘されても何がどう違うのか分からないことに対する「苛立ち」
[2]指摘している人に対する「妬み」
[3]アニメ作品に対する「差別」「偏見」
では1つずつ見ていきましょう。
[1]違いを指摘されても何がどう違うのか分からないことに対する「苛立ち」
これは、「(1)偉そうにしやがって(=知識をひけらかしやがって)、ふざけんな!」という反応に顕著に見て取ることができますね。アニメや特撮から離れたジャンル(と思われているもの、もしくはアニメや特撮ファンの興味の範囲外の場所に詳しい人)ほど、この傾向が強いようです。
[2]指摘している人に対する「妬み」
人は自分に持っていないものを自慢されるのを嫌う傾向にあります。たとえば、「お金」「学歴」「資産」「コレクション」など、多くの人々が認めた価値のあるものであればなおさらのこと。間違いを指摘しているのを見ると「この野郎!」となるわけですね。
[3]アニメ作品に対する「差別」「偏見」
個人的には、これが一番大きい問題ではないかなぁと思っています。一見、間違えの指摘を否定してアニメ作品を擁護している人も、実は「差別」と「偏見」を持っていることが非常に多い。
例えば、以前ブログに書き込まれたコメントにこんなのがありました。これは、三味線の構えが間違っているとしてきたところに書き込まれたものです。移転中に移転前のブログに書き込まれたため、こちらのブログでは閲覧できなくなってます(沖縄ケーブルネットワーク株式会社からの書き込みですので、おそらく沖縄の方でしょう)。
^^
アニメにこんなムキになってちゃ人生楽しめないぞ。
じょしらくファンとしては嫌悪な記事ですね
一件、じょしらくを擁護しているように見えますが、実はそうではないというのがミソ。注目すべきは、「アニメにこんなムキになってちゃ」の部分です。
この人(^^さん)の書き込みの裏にあるのは、アニメは息抜きや子どもが見るものであって、厳密さを求められるものではないこと、そしてアニメとはその程度のものでしかないという認識なんですね。
実は反応の(3)〜(6)にもアニメはこんなもんだろ、高尚なものではないポピュラー文化なんだし、「たかがアニメ」というところにも差別と偏見を感じます。その程度の人間が作っているものなんだ、という認識なんでしょうが、その程度の作品を見てどうこう言っている反応者の方々も同レベルなんじゃないかしら、とふと思ってしまいます。
指摘し続けることの重要性
艦これの弓騒動はすぐに収束することでしょう。重要なのは、間違えがあれば指摘し続けていくことだと思います。指摘し続けていくことで、どこが間違えやすいのか、どうすれば避けることができるのか、といったことがだんだん分かるようになります。だから、弓道に詳しい方はアニメや特撮に出てきた弓道のシーンをどんどん比較考察してってデータを蓄積していけば、大学の卒論が書けると思いますよ。だから単発だとダメだと思います。
大事なのは指摘するのを恐れないこと、そしてそれを継続していくこと。このブログも、継続してきたから200機種以上のカメラを特定できたわけですし。1つ1つのデータの重みがそれほどないものなら、それを100、200と積み重ねることで重みを出すことができます。そして、そこから何を引き出すか、そのデータから何を読み取るかは読み手次第ですし、それがその人の強みにもなります。
当ブログは現在、アニメ、特撮に出てきたカメラの特定に特化しています。これからも少しずつではありますが、作品を見守っていこうと思います。
最後に、ついでといってはなんですが、『勇者ライディーン』のゴッドゴーガンの構えがどうなのか、弓道に詳しい方に是非指摘してもらいたいところです (笑)。
他にも、『TARI TARI』に流鏑馬が出てきたと思いますが、そこらへんも気になりますねぇ。
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コメント
革命機ヴァルヴレイヴの「ダイソンスフィアがダイソンスフィアじゃない」ってのもあったな。
あれも「アニメは現実じゃないからウソ設定でもいいじゃん」という擁護派がいたわけだけど、その後は超糞作品であることが明らかになるにつれ、超有名なSFガジェットであるダイソンスフィアさえもろくに知らんし下調べもしてないSF考証や脚本が悪いという結論に落ち着いたと思う。ストーリー上必要になる超有名な基本設定を下調べもしてないというのは、プロ失格だろう。
まあぶっちゃけ100%萌えだけの萌え作品ならちょっとくらい間違ってても多めに見ればいいけど、たとえば艦コレで戦艦の名前や種別が間違ってたら叩かれると思うし、ガルパンで、あのマウスの正面装甲を並の戦車で貫通できたら興ざめだ。
一方で仮にも(本当に「仮」だけど!!)SF作品ならダイソンスフィアやバサードラムジェットやの設定を知らんというのは有り得ないレベル。ヴヴヴの脚本家は切腹物だな。
名無しさんミ☆
ダイソンスフィア論争というのがあったのですか。
私はそうした設定は全然考えないで、カメラだけを見てました (笑)。
ヴァルヴレイヴではbeanというデジカメが出てきてました。
http://anicame.com/post-2144/
>艦コレで戦艦の名前や種別が間違ってたら
とある公式ムックが間違いだらけで話題になってましたね……。
やはりSFに詳しい方は設定や世界観、現在では常識となっている
考え方とかをきちんと踏まえていないと違和感を感じるんですよね。
なるほど、参考になります。
私が指摘したところも同じような感じです。
そういえば昔、ヴァルヴレイヴを作っていた会社が「宇○をかける少女」なんていうすごいSFアニメを作ってたのを思い出しましたわ……。
正しい知識が通ってるならそれに越したことはない
作ってる人も人間だから知らないことがあるのは仕方ないと思う
直すなら取材が大事なんだろうな
ただ綿密にやりすぎると息苦しくなるからね~
うまく調整できる人が増えるといいね
ついで書きで悪いけど、間違いを指摘するのはいいけど強い口調で書きすぎるとあとで恥ずかしくなるかもね。作品内の間違いが見るに耐えなくてもどかしいのは分かるけど加速させすぎると現実までギスギスするよ。ネットの文章には現実を知らない人への影響力があるからそこも考えておいてほしい
カリネームさん
どこまで調べてリアルさを出すか、という問題は
なかなか線引きが難しいところです。
私のブログではカメラに特化してますが、
以前200機種特定したことでこんなまとめを書きました。
http://anicame.com/post-2172/
http://anicame.com/post-2173/
昔と違って、今のアニメは遙かにリアルな表現が可能になったのだから、
細部にもリアルさを求めたいところです。
ただ、すべてにわたっては不可能でしょう。
上述のエントリーでは「編集力」が重要になるんじゃないか、と提言しました。
簡単に言えば、どこからどこまでをきっちり描くかを見極めていくことです。
それから、「強い口調」というのは「絶望した〜」の箇所でしょうか。
これはじょしらくのキャラクターデザインが原作・原案が久米田康治先生→先生の代表作は「さよなら絶望先生」→絶望先生の口癖は「○○に絶望した〜!」だったので借用してみたんです。ただ、このネタを知らない方からときどきこんな言い方すんなよという書き込みをいただいたりするので、ちょっとわかりにくかったのかなぁと思っている次第です。
どうでもいい豆ですが加賀さんが放とうとしてるのは矢では無く実は艦載機だったりします、軽空母では艦載機が式神の艦娘もいますね
hideさん
>加賀さんが放とうとしてるのは矢では無く実は艦載機
そうだったんですか。
あのイラストからは弓矢しか想像できませんでした (笑)。
艦娘は可愛い子が多いのでもう少しリアルさを入れたらもっと良くなると思うんですけどね。ただ、どこからどこまでを取り入れるかは編集力が問われますが。
顔をよく見せるため、弓矢から離して描いているという書き込みをされている方を見たことがあります。そのため、「弓道のリアルさ」と「キャラクターをいかに可愛く見せるか」のバランスをとらないといけないんですね。
私のブログで紹介したカメラのうち、「アリソンとリリア」ではハーフサイズカメラのマーキュリーIIが登場していた(http://anicame.com/post-1809/)んですが、これは普通に構えると縦位置で写真が撮れるカメラです。でも、ファインダーを覗いて撮っていたのは普通の横長写真でした。これは実機を知っている人からすると「カメラを横にして撮影しないのは間違ってる!」んですが、でもこの場面でカメラを横向きにして撮影していると、実機を知らない人は逆に違和感を感じてしまうでしょう。そのため、本来はこうした横長写真は撮れないんですが、演出としてこれは仕方がないのかなと納得しました。
そんなことするんだったら横写真が撮れるカメラに変更すればいいのに、と思うのが普通かもしれませんが描いた人にはこのマーキュリーIIがいいんだ! とこだわりと持っていたのかもしれません (笑)。
記事内容は興味深かったのですが、
アニメ艦これの加賀さんの場合はもう一要素ありまして、
「元になってるゲーム艦これの加賀さんは弓道部が思わず感嘆するほど完璧な弓の構えをしている」
って要素があるんですね。
もともと、ゲーム艦これの流行ったであろう理由に、異様に細部に拘った描写(中破絵の破損箇所が実際の艦船の被弾箇所と同じとか)がありまして、そこに軍艦クラスタとか戦史クラスタとかがグッと食いついて口コミで広がっていく原因にもなっていたわけで、加賀さんの弓の構えも、こんなに完璧な構えや、弓の描写は今まで見たことないと、弓道クラスタ的にも食いつく原因になってたわけです。つまり、ゲーム艦これファンは、もともとそういう細かいとこに食いつく層を内包しており、かつ面倒なのはこれらの層が初期ファンであるということなんですね。
これはなかなかな炎上要素でして、
よくある原作改悪反発、にわか蔑視等の感覚の他に、
「これこれこういう細部へのこだわりに共感しているのであって、決して可愛い娘に萌え萌えしたいが為にプレイしているのではない。」というエクスキューズを根底から覆すものであるわけです。
これは初期マニア層だけでなく、初期層のツイートや盛り上がりを見て艦これを始めた中期層にとっても、「可愛いだけじゃなくて、こういう細かいとこがすごいのよ!(そしてその細かいとこに気づい(かされた)た私すごい」という文脈でプレイ人口が広まっていったわけで、その辺全否定につながりかねないのは艦これ的にはまずいわけです。
なにしろ、MMDにて戦史再現の
http://www.nicovideo.jp/watch/sm22897193
この動画が艦これ界隈では大人気になるくらいなのですね。これとか、艦これ知らない人がみても、可愛い子が戦ってるなくらいなものなのですが、艦これどっぷりな層が見ると、細部再現と完璧な演出で大号泣ものなわけです。というわけで、アニメ艦これのあれは、この記事の分析だけではちょっと不足かなぁと。
ぽんさん
>「元になってるゲーム艦これの加賀さんは弓道部が思わず感嘆するほど完璧な弓の構えをしている」
なるほど、そんなことがあったんですか。
以前、ゲームをしてみようかと公式サイトに行ったんですが、満員で全然入れず諦めてました。
>中破絵の破損箇所が実際の艦船の被弾箇所と同じとか
そこまでこだわっているなら、マニアはほんとに満足できますよねぇ。
いただいた書き込みを拝見してますと、やはりリアルさは細部に宿るんだなぁということを痛感します。私は軍艦とか戦史に詳しいわけではないんですが、能動的に自分の知識や技能、経験などを総動員している点では同じなんですよね。もし私が軍艦とか戦史に詳しかったら感涙ものであろうことは容易に想像できます。
艦これは奥が深いですね。マニアの方が反応してしまうのも頷けます。貴重な書き込みありがとうございました。
間違いを指摘して炎上するのは指摘が的を射ていないからじゃないの
例えば魔法が存在する世界で大剣と細剣の二刀流とかやってるアニメが有ったとして、この二刀流は人間の筋力的に不可能だという人間は居ないだろ、魔法で何とかなるんだから
艦これも弓を使ってるのは人間じゃなく艦娘で、打ち出しているのは矢じゃなく艦載機
現実世界に弓で爆撃機とかを打ち出す所作があるなら指摘されて然るべきだけど、そんなものないだろ
petaさん
書き込みありがとうございます。
>指摘が的を射ていないから
ここの部分はなかなか難しいところですよね。
専門知識がない人からしたら、不要な指摘であるわけですし、
その指摘が正しいかどうかは判断できないわけですから。
それから「フィクション」と「現実」との境をどこで付けるか、というお話ですが「弓で爆撃機とかを打ち出す」のは現実ではあり得ないんですが、弓道の所作は現実にはあるわけです。あり得ない世界のお話の中に、現実にあるリアルさが演出として盛り込まれていると、見ている人はリアルさをひときわ感じるんではないかと思います。もちろんどこがリアルなのかは、作品の世界観はもちろんのこと、見ている人が持っている知識や経験によって大きく左右されるので一概には言えませんが。
重要なのは、どこでどう折り合いを付けていくかと、折り合いの付け方の整合性やうまさが作品の評価を大きく左右するのではないかと思います。他の方の書き込みでも書きました「編集力」がこれに該当するのではないかと。
炎上案件は、専門知識や発言内容よりも、意外とコミュニケーションの問題という気がします。
つまり話の内容(今回なら弓道の構え)自体は関係ないのではないかと…
・「既存の画像(原作の加賀さん画像)」を使って、「この弓道の構えや弓はこんなに正しいんだよ!」と称賛→炎上しない。むしろ人気が出る
・「弓道のやり方はこうだよ!と自作の画像で解説口座」→炎上しない。むしろ好感を持って受け入れられる
・既存の画像(アニメのキービジュアルや二次創作等、他人が描いた絵)を使って「これは間違ってる!」と駄目だし→炎上
つまり、「褒める」「(特に何かを否定はせず)親切そうに教えてあげる」場合(好感が持てる発言)は炎上せず、
「特定の何かを否定する」場合(不快に思われてしまう発言)は炎上しやすい、ということではないでしょうか。
弓道も三味線も専門知識も関係ない、ということになって身も蓋もない結論ですが、こういう意見もあるということで…
友人と加賀さんの話題になりましたが、上記のような結論になりました
私も友人も一般的に「協調性を重んじる」とされる女性だからかもしれません
それと「ネットを巻き込んだ主張や騒ぎ」自体が外野からは「面白半分でやってるのかな」と思われてしまうのも一因ではないかと思います
「改善して欲しいだけなら制作側にご意見フォームから意見しては?」と思われてしまうこともあるでしょうし、
「いや、特定のアニメではなく今後同じ問題が起こらないよう広く訴えたいんだ」と言っても
「じゃあ特定の誰かへの否定ではなく、普通に弓道講座でいいんじゃないの?」と思われてしまうこともあるでしょう
海外や学会のような、議論で相手の意見を否定することが普通、相手の意見を否定イコール相手への否定ではない、議論が終われば笑顔で握手できる、
という世界に身を置いたことのある人にとっては理不尽に感じるかもしれません
でもtwitterやブログのような、日本の一般的な、ごく普通の人達が見る媒体の場合、かなり表現を選ばないと炎上する、という気がします
それを注意しないと、有名人でも炎上してしまいますし、有名人でも慎重な発言の人は炎上しません
世知辛い世の中ですが、アニメやドラマ等のフィクションやバラエティでも表現の幅は年々狭まっていますから、
それと似たようなものなのではないでしょうか
というわけで、主張内容(弓道の構えはこれが正しい)に対しての反論(フィクションだから、飛ばしているのは艦載機だから等)を一つ一つ検証しても、
深い意味はないような気がします
単に「何かが否定される」と「そんなことないよ」が湧く
その内容は個人によって違うけどとにかく「そんなことないよ」と否定に対して反論される、というだけのことなのかなと
ご不快な思いをさせてしまっていたら申し訳ありません。個人的には上記のようなことを感じました。
まさん
書き込みありがとうございます。
コミュニケーションが大きな問題というお話、
なるほどと思いました。
送り手と受け手の問題は、アニメ制作会社(送り手)→視聴者(受け手)だけでなく、視聴者によるネットでの発言(送り手)→それを読む人々(受け手)の問題でもあるということですね。
ただ、海外や学会でのやりとりを見ていても、ディベートは声が大きくて相手に意見させず、自分の主張を通した者勝ち(特にアメリカ)とか、学会では私は○○先生の弟子だから先生の主張に文句は言えないとか、とある演奏家の方が研究者に対して、あなたの提唱している理論は演奏家からすると違和感がある。間違ってるんじゃないの?と問いただすと、分かってはいるが弟子たちはこれで飯を食っている。今更取り下げるわけにもいかないと言われたとか、いろいろ話を聞きますので難しいですね……。
今回の記事、興味深く読ませて頂きました。
その作品をどう楽しむかは人によって千差万別であり受け取り方は多様でなくてはならないという意見には私も同意します。
逆に言うと加賀の弓の扱いがアニメ版艦これにおいて大きなウェイトを占めている視聴者がいてはならないという事になり、それは変ですよね。
また、弓道についてのポイントを指摘した事に対して様々な反発意見が出たのは知っていますが、言ってる本人達もあれが正しい弓道だとは全く思っては居ないでしょう。
つまりこの間違いの指摘は正論だと皆判っているんです。
「そういうアニメじゃないから」「これはフィクションだから」はどこか後付けの理由のように感じます。
炎上した理由について個人的に一番の問題だった点は、発端の発言が喧嘩腰であっただけ・・・つまりただの「言い方の問題」にすぎないと思ってます。
ご存じかはわかりませんが、画像で指摘した人の呟きの前にかなり問題のある呟きがあり、そこから燃え広がった感じでした。
汚い言葉を使って喚き散らすような物の言い方で(そういうネタであったにしろ)見ている人に不愉快を与えてしまったらそれは口火を切ったのと何も変りませんね。
あるいは「炎上するのはなぜか」ではなくまず「炎上ありき」という注目を集める為の指摘ではなかったかとすら思います。
上で紹介されている画像もぶっちゃけ「・・・それでどうしたいんだ」という感想が先に来るほど「指摘のやり逃げ」感があります。
そしてそんな指摘を聞かされた人が改めて弓道の奥深さと楽しさを心に刻むでしょうか?
なんて知識の深い人だ、大変勉強になった!と感動するでしょうか?
言った本人はそう思われたいのでしょうが、そうなる事はまずありませんね。
「楽しくやってた所になんだこのやかましいのは・・・」という印象を持たれて終わり。
いや、終わればいいのですがすでに指摘した人だけでなく弓道という全体への偏見や中傷も出てきていたのでゲンナリしました。
なぜもっと興味を引き、読後に面白かったと思えるような言い方が出来なかったのでしょうか?
艦これが好きで言っているなら、もっと盛り上げようとするネタになぜなら無いのでしょうか?
それとも艦これに興味もないのにただ「弓の構え方がおかしい」というだけで食い付いたのでしょうか?
話が頭に戻りますが、ツッコミはいくらでもやっていい。ただし作品を楽しむツマミになるなら。というのが私の見解です。
評論家は作品を貶めるのが仕事ではありません。新しい視点・新しい楽しみ方を視聴者に与えるのが仕事です。
まして専門知識を持っている「プロ」ならそれをひけらかし(恐らく素人であろう)相手を下に見た態度は禁物ではないですか?
いくら俺は評論家じゃない、いち素人の呟きですと言い訳してもそれを全世界に発信した行為からすれば「己の知識を駆使して評論したかった」意思は透けて見えます。
もし都合の良い部分だけプロの権利を主張してあとはアマチュアとして逃げるようであれば余計に腹が立ちますし。
上で「編集力」のお話をされてましたが、私もこれが仕事である以上は取捨選択し、限られた時間や予算を無駄にしない進行は大切な事だと思います。
ですが正直言って「取捨」の「捨」に食い付いてくる人種が多すぎるのも炎上の一因でしょう。
以前にカメラ200機種特定の記事、読ませて頂きまして大変面白かったのを覚えています。
大事なのはこの「面白かった」ところだと改めて思いました。
しもむらさん
書き込みありがとうございます。
いただいたご意見、先ほど書き込みされていたまさんに似ているかもしれません。
確か、発端の発言はツイッターで、射型がムチャクチャだというような内容だったと思います。これが知人向けだったのか炎上目的だったのかわかりませんが、
この発言だけ見ると煽りという印象を持たれても不思議はないかもしれませんねぇ。
エントリーでは書かなかったんですが、アニメはかなり「総合芸術」的な側面が強いんだなぁと改めて思いました。アニメはアニメの世界で完結しているのではなくて、現実世界とも様々な点でつながっていますし、アニメ作品を1つ制作するにしても、食事のシーンでは箸の持ち方から料理の手さばき、楽器の演奏だったら楽器の構え方から音の出し方までをある程度把握しないとシーンが描けないからです。実に多岐にわたって把握しなければならないことがあるので、描く方も大変であることは理解できます。こうした制作の大変さも考慮しての「編集力」を提唱したんですね。
200機種特定の記事、面白かったと仰っていただいて素直にうれしいです。
少しは話題になるかと思ったんですが、そうでもなかったので……。
やはり、煽り気味の記事でないとなかなか注目されないのかなぁ……。
オタクに類する人種はえてしてコミュニケーションに癖があったりそもそも上手くなかったりする傾向があるとはよく言いますが、
今回の例含め大体こういう「指摘」で状況が抉れる原因の多くに単純に態度言動が悪いということになってくるのではないかと。
そこで発信者が下から妬まれてると受け取り返すと正に火に油状態ともなります。
言動は発言者の意図を表現します、上から口調で挑めば相応の受け止められ方がされるわけで、
ただでさえ上から目線合戦で溢れてるオタク界隈、この手の正論であればなおさら繊細さが必要になります、どのように言ったかってやっぱり重要なんですよね。
正しく知識を広めるのが大事だからこそ、どういう態度でもって伝えるかはより一層大事な物ではないかと思います。
正しさに酔って言動が疎かになった挙句反発を受けたらせっかくの正しさが勿体ないですしね。
AKさん
書き込みありがとうございます。
まさんとしもむらさんとの書き込みにもありましたが、
指摘した人の言動が周囲にどのように受け止められているかが重要ということで共通してますね。皆さん、真剣に考えて書き込んでいただいているのでありがたいです。
指摘している内容がアニメそのものから離れていればいるほどオタクファンに理解にしくい上、その言動が弓道の指摘を最初にしたツイッターの方みたいだったら二重に反発を受けることになるみたいです。アニメに親和性があるのはアニメ内部の作画とかカット割りとか、それからミリタリー、ゲームあたりでしょうか。日本の伝統芸能や弓道といったジャンルはアニメからはかなり遠いように思います。
正論でもカチンとくるのは、学級委員長に正論吐かれて怒られたときのような感じかもしれませんねぇ。
すごくどうでもいいことですが、名詞としての「間違い」をずっと「間違え」って書かれておられることが気になりました。
細部にこだわって描かれている作品は、それに自分が気づけたときになんだか嬉しくなりますね。
角藤シンさん
書き込みありがとうございます。
送り手の側(ここではアニメ制作会社)が細かい部分までこだわって作っていたこと、とりわけ特に他の人が分からないであろうことに気づいたときのうれしさはかなり大きなものですよね。一度経験されたことがある方なら分かると思います。
>「間違い」をずっと「間違え」って書かれて
すんません、東京育ちなもので……。
はじめまして。
私は昆布佃煮の品管業務を行っており、街中に間違った昆布のイラストが氾濫していることにたいへん許せない質ですので、とても楽しめて読ませて頂きました。
超大手メーカーの昆布ダシ商品でワカメかっ?ていう程の間違った昆布のイラストが描かれていると、封書を送ったり、メーカーのサイトにメールして改善してもらっています。
たいへんご無礼な質問で恐縮ですが、三味線の撥の持ち方などの描写の間違いに関しては、何か行動は起こされているのでしょうか?
拝読させていただいた限りではネットで書いているだけのようで、もちろん第三者への啓蒙としてはよい行動ですが、アニメ業界の体質改善までは行動をされていないように感じました。
もし問題指摘行動をアニメ制作会社に対してされているようでしたら、すみません。
(私のWEBサイトは数年ほったらかしで恥ずかしい限りですが、昆布のことや添加物のことを載せていますので、よろしければご覧になってください)
KOMOさん
書き込みありがとうございます。
ホームページ、拝見しました。
昆布についてこんなに詳しく書かれているなんて、初めて知りました。やはりその道に詳しい専門家の方はいらっしゃるんですね。
私はあんまり昆布を食べる機会や調理する機会がないので意識してなかったんですが、確かに見る機会が少なければワカメと区別が付かないだろうなぁと思いました。
制作会社に問い合わせやクレームなどはなかなか時間がないのでできないのが現状ですね。じょしらくの場合は、監修の方の耳に届いたという話も聞きましたが、ディスクでは全然改善されていなかったようです。時間と予算がないというのがおきまりのエクスキューズですが、手を抜いてることが分かる人には分かってしまうので何とかして欲しいところです。
大変、興味深く拝見いたしました。
僕が思ったのは、結局、指摘する人も、反論する人も、同じなんじゃないのかな?ということです。
記事の中に『反応をする人たちのほとんどは「指摘した人が持つ専門知識や技能を知らない、持っていない人」です』とあります。
つまり、逆に言えば、指摘する人は専門的な知識や技能を持つ人、と言うことになります。
僕は、試合じゃ全然勝てませんでしたけど、一応剣道を二段を取れるまでやっていました。
で、週刊少年漫画で、とある剣道漫画を読んだのですが、それがけっこうハチャメチャで、小柄な主人公が二メートルぐらいジャンプして、相手の面(頭部)を打って気絶させたり、腕をひねりながら突きを打つと相手が回転しながら吹っ飛ぶ。みたいな漫画でした。
それを読んだとき、僕はイラっとしたんです。「ああ、この作者は剣道のことが全然好きでもなんでもないんだな」と思ったんです。
記事内に、反応する人の心理に「アニメ作品のファン、アニオタの人たちはアニメ作品に入れあげている、つまり作品と自分とを同一化しています。これにより、間違いを指摘されるということは作品をバカにされたということと同じ、つまりは自分がバカにされたことと感じるわけです」というのがありましたが、それもある意味、正しいと思うのです。
ですが、それを言うのであれば、指摘するほうにもそれは同じことが言えるのではないかと思うのです。
弓道に興味関心を持って勉強し技術を身につけた、弓道に対して愛情を持っている人間にとって、程度の差はあれ弓道とは自分を構成する一部であり、それを軽んじ、いい加減に描写すると言うことは弓道を馬鹿にするということであり、それはすなわち弓道が好きな自分を馬鹿にすることだと感じているのではないでしょうか?
だからこそ指摘せずにはいられないのではないか。
昨今、ネットでの炎上話はいたるところで起きており、変に批判を書けば炎上することは容易に想像できるでしょう。
しかし、それでも批判せずにはいられないほどの何かを加賀の構えを批判した人は感じたと思うのです。
そして、僕はその人が感じた何かは、その批判に対して反応する人が感じた何かと同じ物だと思います。
ただ、内容が同じでも、対象が違うから話がかみ合わない。
平行線のまま終るのでは無いでしょうか?
加賀の構えを批判した人は、艦これ自体は価値を見出さなくても、弓道には価値を見出します。
だから批判する人にとって艦これの中で唯一価値を見出せる弓道の描写がいい加減。
だから『駄目」となりますが、
弓道の知識が無い視聴者は、弓道の描写には価値を見いだせなくても、艦これというアニメそのものに価値を見出すでしょう。
だから「駄目」じゃない。となります。
これを会話にすると
「弓道の部分適当。だから駄目」
「弓道以外の部分適当じゃない。だから駄目じゃない」
「弓道の部分適当。だから駄目」
「弓道以外の…」
の繰り返しとなり、まさに馬鹿丸出しです。
だから、ぶっちゃけこの炎上騒ぎには出口も無ければ意味もないかなと思います。
最初から、話がすれ違い続けているのですから。
ちなみに、僕にとって艦これの価値とはキャスト、つまり声優さんの演技なので、弓道の構えどころかあらゆる立ち姿がどうでもいいです。
ドラマCDでもいいぐらいです。
長くなってすいません。
ねたたまからのリンクで来ましたさん
書き込みありがとうございます。興味深く拝見しました。
要するに、指摘している人は自分の専門分野と同一化していて、
アニメが好きな人はその作品に同一化している。
その両者が対立してしまう、という構図ですね。
納得です。
それと同時に、ある分野に精通するようになると、だんだんと「譲れないもの」が出てくるんですね。平たく言うと「こだわり」というか、剣道に精通しているねたたまからのリンクで来ましたさんにはおわかりいただけるかと思います。
たとえば、Aさんが剣道に精通しているとしましょう。その方が剣道を扱ったアニメを見て、そのアニメの制作者が剣道に精通していない、もしくは面白くするためだけに剣道を大きく無視した形で描写していたとすると、おそらくAさんは自分の中で譲れないと考えているところに土足で踏み込まれたというか、譲れないものを踏みにじられたと感じるのだと思います。
おそらく「そんなことどーでもいいじゃん」と仰る方はそれだけ譲れないものを持っていないと言えるでしょうね。
指摘している人とされても分からない人たちとの対立は、なかなか埋めることが難しいですね。それぞれが持っているバックグラウンドが全然違うので。妥協と言ってはあまりにもアレですが、結論は出ないまでも議論し続けていくことは重要なんだと思います。他の返信でも書きましたが、ただ単発だとダメだと思うんです。同じ形で炎上を繰り返すだけになりがちなので。今回のエントリーは、艦これと私のブログ炎上が似ていたので、自分の体験を踏まえて書いてみました。
私もこうした皆さんの意見を聞いてますと、知らなかったことやこういう見方もあるのかと新しい発見がいろいろとあります。じょしらくで炎上したときよりも遙かに有意義な議論になっているのではと思ってます。ありがとうございました。
今回の記事、非常に興味深く且つ楽しく読ませて頂きました。
炎上の件に関しましては、突き詰めていくと一般人が不特定多数に発信でき、同時に反応を受けるというインターネット上におけるコミュニケーションの特殊性みたいなところにまで話が及ぶのかなー、と言うのが個人的な平素からの考えではあります。
自分としては今回の弓の構え方に対する指摘について、明らかに動きのある絵であることから、そもそも弓道における正式な構えを問う場面ではないのではないか、という解釈を持っています。
そうだとしても構えとしておかしい部分はありますし、そもそもよく見ると(本記事の「弓について。」の3の図など)握りの位置的に弓のデザインが和弓のそれとは違うと言った部分も指摘できますから、そういう意味での議論の余地はあると思います。
そういった議論へと発展していかない現状こそが炎上しているという事なのでしょうが、お互いに、あるいはどちらか一方が建設的な意見をぶつけられないほど熱くなっている状態というのは、そうさせるだけの物が当人にはあるのだなと思いつつも、何となく歯がゆくもあります。
最後に、恐らく分かっていて仰っているのだとは思いますが、誰も話題に挙げていないので勇者ライディーンのゴッドゴーガンについてw
弓の翼の部分を折りたためるボウガンというのは聞いたことがありますが、あのように手に装着して使う弓というのは寡聞にして見覚えがありません。
が、括りとしては構えや大きさから洋弓、あるいは短弓ということができると思います。
自分は弓道経験者ではありませんが、高校時代弓道部だった友人に和弓というものの独自性を説かれたことがありますので、恐らくはカテゴリーが全く別なので答えられない、と返ってくるのでは、とだけ。
flag.さん
書き込みありがとうございます。
ネットが普及する前は、個人的に制作会社などへ抗議の手紙や電話をするくらいで、横の広がりがほとんどなかったんですが、ネットによって不特定多数の人々に広げられるようになったことと、作品の受け手の人たちが同時に送り手となって不特定多数の人々に情報を送り、それがまた制作会社などへフィードバックされていくようなしくみに変わってきてますね。
論点や見解のズレはこうした議論では大きいですね。どの立ち位置に自分がいるかで見えてくるものや言いたいことも変わってきますから。
ゴッドゴーガンは短弓の部類に入るんですね。
洋弓と和弓などによっても作法や使い方は変わってきますから奥が深いんですネ。
巨大ロボットに弓矢を撃たせるっていう発想も、アニメでなければできないおもしろさなんですよねぇ。
常に正しい描写でなくとも、面白い作品はつくれるとは思いますが、「正しい描写はこうだ!」という指摘に突っかかるのはおかしいですよね
「正しい描写にしたらつまらなくなる」とでも言いたいのか? と言いたい
あと「細かいことを気にするな!!ムキになってんじゃねぇ殺すぞ!!!!」って人には、お前がムキになるなよとも言いたい
hogeさん
書き込みありがとうございます。
そうですねぇ、どっちもどっちということでしょうかネ。
指摘する側は気になって仕方がない、
こまけーことはいいんだよ! という人は
全然気にならないからそんなこと言われるのが鬱陶しい。
バランスをとるのは難しいデスネ。
いや、バランスなんて気にせず、気になったら、好きに「気になる」言えば良いと思うんです
間違った描写は当然気になるし、「気になる」をやめろ、と言われてやめられるものではないですしね
同時に、「アニメにこんなムキになってちゃ」等の考え方も、僕は全く同調は出来ませんが、ありだと思います
例えばケンカ腰に「こまけぇ事言うな鬱陶しい」とか、「描写が間違ってる。スタッフはアホ」とか、悪口を言った場合、それが悪いだけです
この記事の場合、「神は細部に宿る」などの論旨はほぼ完全同意なんですが、対抗意見を、大分悪意を持って形容してるなぁと思います
そこまで悪し様に言ってないだろ、という意見も多いですよ
hogeさん
最初に書き込んでいただいた文面を拝見していたら、
具体的にはどうしたらよいのかなぁと思ったので
バランスが大事なのかなぁと感じて返信しました。
けんか腰になる必要はない、ということデスネ。
ネットは顔が見えないので、文章だけで判断せざるを得ないことが多いですね。
そうなるとそのまま受け取ってしまうことも多いので、気をつけたいところではありますが……。
ゴッドゴーガンは短弓なので弓道関係ないですわ
強いて言うなら、左肩に弦が当たるので、的を射抜くことはできないかと。胴づくりをしっかり意識して、左肩を削る、くらいですかね
名無しさん
書き込みありがとうございます。
flag.さんにも短弓であることは指摘して頂きました。
>胴づくりをしっかり意識して、左肩を削る
なるほど、弓のことは全然分からないので参考になります。
ありがとうございます。
艦これプレイヤーの間違いのツッコミさえ許せない心の狭さが露呈しただけですね
名作と言われる映画でも殆どが
その筋の人から観ればおかしいものだ
だがそんな事に突っ込むのは大人げないので
一々突っ込まない暗黙の了解がある
弓道オタクはその常識を知らない
そもそも映画俳優はプロ選手ではないのでどうしても経験者から見ればお粗末なものになる
自分はボクシング経験者なので例にあげるが
映画ロッキーシリーズなどはとてもボクシングと呼べるようなものではないただの殴り合いだが
不朽の名作とされているし
それに対しボクサーは一々文句を言ったりはしない
他のジャンルの経験者でも創作物に
ここまで噛み付く事はない
では何故弓道部員だけこうも反響が大きいのか
恐らく弓道部にオタク気質な人間が多い事と
競技人口の少ないマイナースポーツなので
普段スポットが当たらない事と、それにより
素人相手になら下手でも知識自慢が出来る事
これらが原因ではないかと思われる
そもそもアニメーションはエンターテイメントだ
より多くのファンを満足させるため限られたコストの中で最善をつくすもの
弓の描写もプロのアニメーターがその気になれば完璧に描く事は出来る、だがそこにコストをつぎ込むと必ず他の描写の手を抜かなくてはならない
これは怠慢ではなく
業界の現状を知っていれば当然の事である
そうなると少数派すぎるほど少数派の弓道ファンを納得させるためにアニメーターが描きなおす必要があるのだろうか?当然大多数のファンはそこよりも力を入れて欲しい所がある
また
考察をしっかりすればいい作品になる訳ではない
例えば戦国モノをアニメで忠実に再現すれば
長い槍で遠くからべしべし叩き合い
刀などただの飾りで
大将が前線に出る事も無いし
騎馬軍団も存在しない
一部の歴史オタクの意見を聞いてこれを実現したら非常につまらないものになる
弓道オタクが要求してるのは
他人から見ればこういう事なのだ
この論争ってそんなに難しいもんでなくて弓道経験者が勘違いして騒いでるってだけなんですよね。
船の生まれ変わりの女性の形したナニカが海の上を滑りながら何なのか分からない敵にたいして弓ににた物で矢が戦闘機に似たナニカになって攻撃する武器を使ってるだけなんですね。
つまり架空の武器を自分たちのしていた弓道と勘違いした艦これニワカと荒らしたいバカがギャーギャー騒いでるだけって話なんですね。
架空の人間かどうかも分からないものと現実をゴッチャにしてしまうとは弓道経験者は少しおかしな頭をしているんですね。
勿論架空の物と分かっていて無理に弓道として考えたらオカシイというのはわかりますけどね。
まあそれも無理やりすぎて苦笑いというか頭悪く思いますけどね。
だいたい弓道じゃないって結論でてるのに弓道経験者がそれを認めてないし知らないのがそもそもの間違えで艦これを叩きたいって醜い意図がすけてみるんですよね。弓道経験者はだれも話題にしないですし。リアルうんぬんを語る前に自分が話してる物をもっと調べるべきですね。
あんな銃はオカシイって興奮してガンダムのビームライフルに言ってるようなもんですよ弓道経験者さんたち?落ち着きなさい?
予防線張ってから指摘しましょうね~
アンチや艦これに全く興味のない人間までが便乗して叩くから腹を立ててるんだよ。
更にその反応を指摘して「艦これ信者は異常w」とか言ってまたアンチが増長するという負の循環
ここが原点か
草
弓道やっててこういう時しか目立てないとか終わってるだろ
今更に今更を重ねて今更なんですが、なるほどぉ…と思いながら拝読しました
「そこでホールを引き合いに出すのは一寸仰々しくなぁい?」とも思ったのですが記事内容は大いに頷ける話でした
ただ一点どうしても聞いておきたい事が…!それも記事の主旨からズレるのですが…!
記事の中で紹介されてるspoon.の凸守カメラについてはこの記事で初めて知りまして
「なるほど…デコで掛けてるのかぁ」と今更ながら驚いたわけなんですけど
ショルダーストラップで腰の位置に下げたカメラというのは(しかも持ち主が凸守)、
素人の自分が見てると「おいぃ?揺れて壊さないかぁ?危なっかしくない?」と思ってしまったのですが
実際のところローライコードというのは頑丈なカメラなのでしょうか…?
自分などは剥き身の一眼レフを肩かけで持ち歩いてる方を見ては「危なかないかなぁ」とか思ったりしちゃう人間なんです…
なんかもう、「たかが凸守でそんな重箱をほじくり回す質問しやがって!」とか怒られそうな疑問ではありますが
コメントでも凸カメについて触れてる方はいらっしゃらないようだし、私も凸守はなんだかんだで好きだし
カメラの持ち運びはその道の人にとって基本のキの字だぞ!と怒られそうではあるんですが
この機会にカメラ好きの管理人さんの腰下げ凸カメに対する見解をお尋ねしても、大目に見てくれるんでないかという期待から質問しました…
思ったより長文になりました、失礼します…
がんもどきさん
書き込みありがとうございます。
ご質問の件、私の分かる範囲内でお答えします。
凸守カメラは、ローライコードという二眼レフです。
二眼レフは、結構重くてがっしりとした作りになっており、
外側は結構頑丈です。
ただ、ノブやレンズの回りは、ぶつけるとレンズ繰り出しボードが
動かなくなったり、ノブが回らなくなったりしますので要注意です。
日本製のものは、レンズのギアを回して焦点を合わせるタイプが多く、
レンズ部分をぶつけると歯車が壊れて焦点が合わせられなくなります。
ローライコードはレンズがくっついているレンズボードそのものを
ノブで回して繰り出していくタイプですので、
こちらの方がまだ丈夫だと思います。
ストラップで腰の位置にカメラを持ってくるのは、
カメラ女子がよくやっている手法で、撮影するよりも
むしろ「アクセサリー」感覚で身につけている感じです。
私も以前、美術館で大学生らしきカメラ女子が
長いストラップで、腰の位置にオリンパスのPen-EEシリーズを
ぶら下げていたのを見たことがあります。
では、二眼レフでストラップを長くして、腰の位置にもってくるのは
というと、これはあまり見たことがありません。
というのも、
・結構邪魔になる:縦に長い上、厚みがあってごろっとしているから。
重いので、歩く度にはねて体に当たるでしょう
・二眼レフは一般的にストラップを首からさげて使用する
という理由があるからで、腰の位置で邪魔にならないのは
コンパクトカメラですね。
私が見たカメラ女子がPen-EEシリーズを
ぶら下げていたのも、余り重くなくて厚みがないので
アクセとしてもちょうど良かったからだと思います。
出っ張りが少ないので、ぶつける危険性も少ないですし。
翻って、凸守カメラはどうか。
ここからは私の推測になりますが、
・ストラップをたすき掛けにしていることで
かわいいカメラ女子を演出
・カメラがごろっとしているので、デフォルメして
わざと小さく描いている
・邪魔にならないよう、腰のラインにうまく乗せている
・ローライコードというデザイン的に優れたカメラを使用して
おしゃれ感を演出
例えば、三次元の女性がこうした格好で二眼レフを
たすき掛けでさげていると、結構違和感が出ます。
でも、イラストであればデフォルメして描くことで
違和感をかなり緩和できるんですね。
たすき掛けにするのには、もう一つ意味があります。
普通に首から提げて、胸の所にカメラが位置していると、
かなり野暮ったいんですね。
それこそバブル時代に海外へ行った日本人が
漫画化された感じになってしまいます(=メガネ、出っ歯、首からカメラをぶら下げている)。
たすき掛けにすることで、この野暮ったさを解消できる。
つまり、一般的に考えられている、首から提げる「カメラ」ではなく、
アクセサリーに近い感覚で身につけてますよ、という感じです。
また、カメラ女子、フィルムカメラユーザーという
ちょっぴり玄人っぽい、デザインに結構興味がある、という
イメージも演出できます。
三次元的にはこうした格好はナシ
(=実用的でも美的にもあまりよくない)ですが、
二次元的にはデフォルメがきくのでアリです。
というわけで、凸守を描いたイラストレーターさんは
カメラ女子のファッションやカメラの
特性を理解した上で、両者をうまくブレンドして
イラストに取り入れていると思います。
つまり、カメラ好きの人も「なるほどねー」と納得できるわけです。
この点で、私は凸守のこのイラストを高く評価したいと思います。
こうしたセンスって、一朝一夕で養うのは難しいですからね。
こうした、何気なく描かれているものを1つ取ってみても、
分かる人が見れば「おお、こだわっているね!」と思うわけですね。
カメラに興味がない人が見たら、まったくわからずに
スルーしてしまうでしょう。
最近のアニメはマンガは業界ネタとか内輪ネタばっかりで、
こういうところでのこだわりも見せて欲しいなぁと思ったりします。
ご返信ありがとうございます…!
やはり管理人さんにお尋ねして良かったです…!
アクセサリー感覚、というくだりで、思わず「ほォーー」と声が出てしまいました
凸カメのイラストは、イラストのデフォルメの妙を提示してみせたということになるんですね
これからは街のヤングがカメラをどう身に着けてるのか、とか
イラストの中のカメラにも目を向けてみる事にします…
無理矢理つなぐんですが今回の件でつくづく思ったのは「これどうなってるの…」を自分から学びに行く姿勢はバカにならんなぁと…
というわけでこれからも貴ブログで勉強させて頂きます…!!
ありがとうございました!
まあ、みんなで楽しくご飯を食べてる時に、大真面目に箸の持ち方の間違いを指摘したら、大体の人が不愉快になるのと同じ事かなあ。
そんな事どうでもいいでしょう? という。
でも作り手の方は、それに甘えちゃいけないのかも知れません。とても面白い記事、ありがとうございました。
通りすがりですが、とても素晴らしい記事を興味深く、かつ、楽しく読ませていただきました。
筆者様のご推察とご意見には、おおむね同意いたします。
ジレンマを内包しつつも、それを論理的に解決する手腕はお見事です。
さて、「どこまでも平行線で決着はつかない」との一つの結論が出ているようですが、私もそう思います。
何事にも二面性が存在し、どちらの言い分にも一理あるものです。
だからこそ、「俺のほうが正しい!」合戦が終わらず、何を言ってもお互いに納得してくれませんからね。
で、ここからは「炎上」に対する私の独り言ですが・・・
まぁ、「”相手勢力”の意見を聞く」のも決して無駄ではないでしょう。
「敵を知り、己を知れば」というやつで、情報収集のチャンスだと思えば、「炎上も悪いことではないな」と肩の力も抜けて楽になるかもしれません。
そもそも、おっしゃるところの「送り手」が炎上を受けて、「ご指摘ありがとうございます参考になります」なのか、「うるせぇ黙って見てろ、むしろ見るな」なのか、公式見解を出さない限り決着などつかないのは明らかです。
そのため、炎上というものが「無駄な喧嘩」なのか、「有益な議論」なのか、それを決めるのは自分自身だというのが落とし所かなと個人的に考えます。
すでに、まともな名前でコメントを書くこともできない臆病者の負け惜しみな落書きは無視なさっているご様子ですので、杞憂でしょうけれど・・・。
では、今後のご活躍を祈念しつつごきげんよう。
弓と三味線はさあ、調べりゃ直ぐに分かる間違いたがらなぁ。
なんか、製作陣は全く取材して無いの?ってな感じになるのよね。
ロッキーだのプライベートライアンだの名作も可笑しな所を指摘したらいくらでもあるけどよ〜あれ
は実写だからさぁ。限界あるじゃん?何より面白いから許せされて
るんだよね。で、艦これは?あれ
は不朽の名作なの?間違いがあっても許せるレベル?
アニメは実写と違ってさ、俳優が演じるわけじゃねーからさ。描写に限界が無いじゃん?なんか、テキトーな描写はさ、勿体無いのよね。
ま、私はフィクションにおける間違いを殊更論って酷評することはしないですがね。
あと、箸の使い方は指摘してあげた方が良いね。
そりゃ素人に会だの大文字だの2/3だの口割だの言ったところでわかる訳がない。。。
そりゃ見ててイライラはするけど。。。
問題はそこにあるのではなく あれは和弓のように見えるけどそうではないし 弓道をしているわけではないのだというところです。
弓道ではないのに弓道の作法を持ち出すところに違和感を感じてしまうということです。
なぜそのように思われるのですか?
艦これで弓を使っているのは空母です。空母の擬人化で艦載機を発艦することを弓と矢で表現しているのですが空母は複数いますね。取り上げられている艦以外のものを見ると 弓の形が和弓ではないことがわかります。
赤城や加賀も節がついています。和弓ではない証拠ですね。
弓道は戦のない平和な時代の産物です。止まった的を射る競技です。戦いにはふさわしくない作法です。
書き込みありがとうございます。
私は以前、艦これが始まったときに登録しようとしたのですが、人が殺到したのか制限されていて登録できませんでした。以来、まったくやっておりません。また、ミリタリー関連も詳しくないのでご説明いただいてようやく分かりました。ありがとうございました。
合戦では弓道や剣道のようなお座敷物とは違う運用と聞きます。
弓道なんて特にそうですよね、相手は動く物体であり、整地でもなければ自身も甲冑など引っかかるものが多い装備をたくさんつけている。
そもそも剣道も弓道も太平の世になってやることのなくなった武士のいわゆるゴッコに近いものですから・・・
戦闘用ではなく競技用の動きでしかない。
そんなものに当てはめて実際は違うだの言う方がおかしいかと