ぽぽたんの第1話「ひみつのいえ」より。
幽霊を撮影しに、少年が人気のない屋敷にやって来ました。
とはいえ、クリスマスの飾り付けがなされてますね。
ウナギ(←という名前)のフェレットに驚いて、
2階に駆け上がったものの、開き始めたドアに衝突!
そこから出てきたのは、長女のあいでした。
風呂上がりだったようです。
その後、少年がなぜこの屋敷に写真を撮りに来たのかが
明らかになるのですが……。
これはフィルムカメラですね。
これは、コニカ(Konica)のC35(ジャーニーコニカ、1968年)と
フラッシュ(コンパクトストロボ)のX-14だと思います。
ジャーニーコニカは、当時井上順がCMに出演していて、
旅行に持っていくのにぴったりな小さくて軽いカメラとして
ヒットしました。二重像を合わせるレンジファインダーです。
この後、フラッシュマチックや35FDなどを経て、
フラッシュを内蔵したC35EF「ピッカリコニカ」、
オートで被写体を合わせてくれる(オートフォーカスカメラ)、
コニカC35AF「ジャスピンコニカ」など
シリーズ化され、1980年代初頭まで生産が続けられました。
デザイン的には金属カメラの質感がとてもよくて、
小型軽量な上によく写るので、人気のある機種です。
レンズもヘキサノン38mmF2.8を搭載していますし、
電池は現在でも手に入るLR44が使えます。
ぽぽたんが放送されていたのは2003年だったので、
デジカメが急速に普及し始めていた頃ですね。
ですが、後の第7話「いえないこと」で、
このときの時代設定が1970年だったことが明かされています。
第7話では、大人になった少年が、再びあいたちに再開するのですが……。
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コメント
>その後、少年がなぜこの屋敷に写真を撮りに来たのかが明らかになるのですが……。
はは~ん、風呂上がりを撮りに来たのですか。
結果的には、そんな感じになってしまったんですよね。
幽霊を信じているかわいいクラスメイトのため
証拠写真を撮りに来たんですが、
結果、風呂上がりの覘きになってしまいましたね……。
はじめまして。
このカメラはコニカエレクトロンのようです。
メーカーロゴの横のマークと、巻き上げレバーが軍艦部にないことから判定しました(私が実物を持っていることもあります)。
同じクラスのカメラでは珍しく絞り優先AEで、カコマチック5という専用ストロボで外光オートストロボ撮影ができるのが売りでした。結局C35ほど売れなかったそうです。
コメントありがとうございます。
コニカエレクトロンは、C35の前身となった
カメラですね。
つい先日、ノスタルジックマクロ図鑑VOL5を
入手して、コニカのC35シリーズの記事を読んでいたところ、
開発者のインタビューが載っていました。
エレクトロンが全然売れなくて、
5年間改良を重ねて行き着いたのがC35だったそうです。
なるほど、ご指摘の通り巻き上げレバーが上面にないですね。
名無C35さんの仰る通りですね。
カメラは奥が深いです。
ご指摘、ありがとうございました。