第3話「桐子と春希」より。
五年前、電動カートレースの興行で賑わう浅草。孤児院で暮らす春希は、姉でレーサーの桐子や、兄貴のように慕うロビン、共に暮らす仲間たちと幸せな日々を送っていた。ある日、レース中に人食いを目撃した春希は、姉やロビンの役に立つために、一人で人食い退治に挑んでしまう。(公式サイトより)
幸せなひとときを、
カメラで切り取っています。
この後、とんでもないことが起こることも知らず……。
一緒に写っているこの男性が鍵を握っており、
彼を探す旅に出るんです。
拡大しました。
これは、ヤシカ(Yashica)の
レンジファインダーカメラ、エレクトロ35
(Electro 35)初代が近いと思います。
このカメラは1965年発売なので、
作者が生まれる12年前のカメラです
(著者の石黒正数氏は1977年生まれ)。
現在では生産終了となった
水銀電池を使うので、
電池を変換する代替品を使わなければなりません。
また、結構カメラ本体が重いのと
マクロ撮影ができないという欠点はありますが、
なかなかきれいな写真が撮れます。
ろうそく1本の光でも撮影できるというのが
キャッチコピーだったんですが、
このカメラが出た当時は
かなり画期的なことだったんです。
あと、何か既視感のようなものを感じて
調べ直したら、以前当ブログで原作を取り上げてました。
石黒正数のSFマンガ『天国大魔境』第2巻にヤシカ・エレクトロ35が登場!
アニメよりも原作の方が細かいところまで
丁寧に描いているように見えます。
原作ではちょっぴりムフフなシーンも出てくるんですが、
1980年代前半を思わせる古い絵柄のせいなのか
あまり大したことないような感じがしますねぇ。
不思議。
(amazon)
(楽天)
コメント