第24話「バラの弾痕」より。
リーダーの飛葉が急にいなくなってしまった。
ワイルドセブンのメンバーに託されたのが、
1本のカセットテープでした。
草波はそのカセットテープを再生することに。
「隊長、休暇を申請したが一向に休ませてくれないので、
勝手にトンズラすることにした。そのうち
また帰ってくる。じゃ、あばよ!」
メンバーからは、「チキショー、先越されたかい!」と
笑い声が。しかし、隊長からの一言。「捜せ!」
というわけで、メンバーは飛葉捜しに
奔走することになったのでした。
このカセットは、TDKのノーマルテープ、
「D」だと思います。
デザインの帯が下に入っているタイプは、
1972〜77(または79)年頃に作られたものですね。
『ワイルド7』は1972年10月〜73年3月まで
放送されていたので、撮影されたのはもう少し前。
と考えると、当時最新のカセットテープだったことが
わかります。
LNタイプ、つまりローノイズカセットで、
Dは「ダイナミック」(Dynamic)の略。
60分テープだとだいたい500円前後で売られていました。
1979年辺りからデザインが少し変わり、
赤と黒の帯が上に来るようになりました。
1980年代に入るとDは一番安いテープで、
磁性体も茶色くて音質もいまいち、というイメージに
なってしまいますが……。
そして、再生に使用していたのは……。
小型のカセットテープレコーダーですね。
東芝(TOSHIBA)のSCOOPというシリーズで、
型番はKT-270Eだと思います。
こちらも1972年発売。
ちなみに、これはラジカセではありません。
なぜなら、ラジオが付いていないから。
この時期には、カセットレコーダーも小型化が
少しずつ進んできていたんですよね。
1979年のソニー・ウォークマンが小型カセットプレーヤーの
代表と言われてますが、それまでにはいろいろと
技術革新がありました。
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