特撮『ウルトラQ』リマスター版第7話で戸川一平が使っていたカメラはオリンパス(OLYMPUS)初代ペンF!!

アニメ・特撮に出てきたカメラたち
Pocket

第7話「SOS富士山」より。

噴火の兆候を見せる富士山。しかし近隣住民の避難は一向に進まず、樹海の野生児タケルにも話が通じない。彼を探しに樹海へ入った由利子たちは、巨大な岩が飛び出すのを目撃する。(公式サイトより)

野生児タケルを捜そうと言い始める一平。

カメラを手にしていますね。
まだどんなカメラかはわかりません。

そこへ自転車に乗った警察官が登場。

いい味を出している自転車に乗った警察官は、
金八先生辺りまでいたような気がします。
この人はタケル発見後に活躍するんですが……。

そしてようやく一平がタケルを発見!!

この人がタケルです。
そしてタケルを撮影していたカメラがこちら。

拡大しました。

これは、オリンパス(OLYMPUS)の
ハーフサイズ一眼レフカメラ、
初代ペンF(PEN F)だと思います。

1963年に発売した世界初のハーフサイズ
一眼レフカメラで、設計はペンシリーズの
生みの親、米谷美久氏。

ペンタプリズムが飛び出ていないので、
スタイリッシュなデザインを実現しています。

TTL露出計とセルフタイマー内蔵した後継機の
ペンFTは1966年発売。

『ウルトラQ』の放送は1966年1月2日からで、
撮影はもっと前に終わっているはずなので
初代のペンFが妥当ではないかと考えた次第。

ここまでリマスターされて、使われていたカメラの
全貌が明らかになりつつありますね。
嬉しいことです。

考えてみると、それまで我々が家庭で見ていた
テレビの画質がいかに悪かったのか、そして
もとになったフィルムの撮影がいかに高画質だったのか、
改めて思い知らされます。

ただ、最初は35mmのフィルムを使っていた
特撮番組も、予算の削減に伴って
小さくて画質の粗い16mmフィルムになっていくんですよね……。

(amazon)

(楽天)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ウルトラQの精神史 (フィギュール彩) [ 小野俊太郎 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/4/15時点)

Follow me!

コメント

PAGE TOP