時は、明治64年。
舞台は、徳川慶喜が絶対権力を維持し続けている、もう一つの日本。
国家は、独自のエネルギー源、”龍脈”を整備し、江戸時代と科学が混ざり合う、独特な発展を遂げた。
しかし、そんな華やかな都市の裏で、
革命の炎をくすぶらせ、政権打倒を目論む、反体制派組織クチナワが、うごめく。
その駆除を任された、徳川政府の闇組織、「鵺」。
幼い頃、家族を殺された雪村咲羽は、「鵺」の処刑人となり、その仇、蛇埜目を探し続けていた。(公式サイトより)
第11話「機密事項七〇一コシカタユクスエ」より。
巡り巡って、最初のねぐらに戻ってきた主人公の
雪村咲羽。
金髪の花風エレーナに助けられたものの、
彼女は身重で今にも赤ん坊が生まれそうな状態。
ラジオをつけています。
拡大しました。
一応、設定は明治64年ということになっていますので
大正〜昭和初期辺りの情景や風俗を色々と
参考にしているんだと思います。
探してみたところ、この形のラジオが一番近いのでは
ないかと思いました。
それは、放送局型受信機123号です。
昭和10年代後半を代表するラジオ受信機で、
日本放送協会の仕様により各メーカーが
製造していたようです。
製造していたのはシャープ、ナショナル、
コロムビア、ビクター、クラウンなど19社で
製造には逓信大臣の認可が必要でした。
太平洋戦争直前になると物資の不足によって
中身が戦時標準型に変わっていったようです。
空襲警報や玉音放送の記憶とセットで
語られることが多い真空管ラジオですね。
現在でも、オークションやメルカリなどで
見ることができます。
こうした小道具ひとつ取ってみても、
色々と考えながら作られているんですね。
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