名無しさんからリクエストを頂きました。
いつもありがとうございます。
第8話「君は笑顔!渚のシャッターチャンス」より。
主人公の恭介が自宅に帰ってくると、何やら騒々しい。
どうやら、自宅の応接間が撮影会場になっていました。
恭介の父である隆は、風景専門のフォトグラファー。
しかし、急遽頼まれ仕事でモデルを撮影することに。
「BRONICA」(ブロニカ)と書いてありますね。
ブロニカのSQもしくはSQ-Aでしょうか
(写真はSQ-A)。
これはピールアパート式のインスタント写真で
撮影してますね。カメラの後ろにポラバック
(ポラロイドのフィルムが入る)を装着します。
後ろのポラバックが少しカメラ本体よりも
はみ出しているのが描かれています。
後日、ひかるちゃんがモデルにスカウトされたと
話していたが、結局スカウトしたのは恭介の
父・隆だったことが判明。恭介は砂浜での撮影で
アシスタントをすることに。
そして悪友(?)の二人もカメラの勉強がしたいと
アシスタントを申し出てくるが、
彼らは下心が隠せない。
その証拠に、靴に隠しカメラを仕込んでいたのだった。
……ってこれバレバレやん。
このカメラは、オリンパスの35mmフィルムカメラ
OLYMPUS XAですね。
結構小さくて、クラムシェルと呼ばれたカメラです。
レンズカバーと本体が一体となっていて、
カバーをスライドさせることで撮影が可能となります。
よく考えられたデザインですね。
しかし、どうやってシャッターボタンを押すのだろう……。
と思ったら、しっかりとレリーズケーブルがズボンの中を通っている。
いやぁ、シッカリと描かれてますね。
そういえばレリーズ穴ってあったっけ?
物理的に押すようにしてるのかなぁ。
そしてこちらはペンタックスのスーパーAもしくはプログラムA。
下の写真はスーパーAです。
スーパーAは1983年発売、従来のKマウントに
無理矢理(?)電子接点を組み入れています。
名前もライバルのキヤノン・A-1を越えるべく
「スーパーA」となっていました。
しかし数年後、ミノルタの「αショック」という
大波にのまれてしまったのでした……。
海にやってきた一行。
隆はカメラをセッティングし始めました。
「PENTAX 6X7」と書かれてますね。
そしてひかるちゃんを撮影。
フィルム室を開けて、フィルムを入れてますが……。
どう見ても35mmフィルムですね。
このカメラは120フィルムというロールフィルムを使います。
さらに、カメラが小さすぎる。
PENTAX 6X7は「バケペン」(お化けのようなペンタックス)という
愛称で親しまれたカメラですが、非常に大きいのが特徴です。
この方の顔と比べたら一目瞭然。
でかい、……でかいぞ!
ということは、隆は巨人だったのか……
なんていうことはない。
最終的に、鮎川もモデルに抜擢されて
めでたくひかるちゃん、鮎川ともにいい感じの写真ができあがりましたとさ。
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