ここ数回、トイカメラのレストア(分解修理)をしてみて感じたことがあります。
それは、「トイカメラは、調子が悪くなったら自分でレストアしてみよう!」ということ。
カメラを分解して修理、整備するので、「難しそう」「めんどくさそう」と思われがちですが、さにあらず。
ちょっとした修理やメンテナンスで、カメラが劇的によみがえります。
このエントリーでは、トイカメラをレストアした方がいい3つの理由をご説明しましょう。
(1)作りが簡単だからレストアの成功率が高い
高いカメラならいざ知らず、作りが簡単というのがトイカメラ。
それだけにパーツが少なくて分解しやすい、さらに
何が悪いのか原因をつかみやすいという長所があります。
ということは、レストアの成功率もそれだけ高くなるということです。
パーツの破損や欠品などで修理が不可能だったとしても、
そのままでは調子が悪いので使えないし、
元の値段がそれほど高くないので諦めもつきます。
(2)レストアが成功すれば長く使い続けられる
修理がうまくいけば、撮影できるということですから、
そのカメラを長く使い続けることができるのです。
古いものは、どこかに必ずガタがきます。
だから、調子が悪くなったら整備してやることが、
カメラを使い続ける一番いい方法ではないかと思います。
(3)カメラに愛着がわいて使い続けたくなる
自分で修理したカメラは、だんだんと愛着がわいてきます。
そうなると、金銭的にどうこうとか、写りがシャープではなくても、
使い続けたくなってくるから不思議なものです。
調子が悪くなったら整備いて、また使い続ける。
愛着があるから、またガタがきても修理しようと思う。
この繰り返しが、カメラを長く使い続ける好循環を生んでくれます。
これは、機械式のフィルムカメラならではの特徴。
あとは、最近はコダック倒産もありましたので、
フィルムが無くならないように祈るだけですね……。
コメント