ライフルにまたがって空を飛ぶ現代の魔女・イゼッタが
活躍する戦争アニメ。
第5話「いつわりの奇跡」より。
お姫様、フィーネの大公即位式にて
マスコミが押し寄せてます。
イゼッタの魔法も大々的に披露されました。
これは、アメリカ製のプレスカメラ、
スピードグラフィックだと思います。
略してスピグラ、マスコミがよく使っていた
大きくて重たいカメラです。
当然フィルムも大きい、レンズも大きい、
フラッシュも大きいと当時は
カメラは大きくて重く、扱いが大変だったことが
よくわかりますね。
続いて第8話「残酷なおとぎばなし」より。
お城の中にイゼッタの秘密が隠されている、という
話をききつけた敵国・ゲルマニア帝国が
リッケルトをエイルシュタット公国に潜入させます。
この地図は、魔女の力が使える場所を示しています。
黄色くて明るい場所は使えますが、それ以外は無理。
早速リッケルトが写真に収めています。
これは、コダックのレチナIIだと思います。
レチナはコダックのヒットカメラで、
これにより35ミリフィルムがフィルムの中でも
主流となったといわれているほどです。
軍艦部のデザインはレチナIIですね。
ゲルマニアという名前からしてドイツの雰囲気がありますが、
レチナはコダック社のカメラです。
コダックといえばアメリカの会社ですが、
レチナはドイツのコダックが開発したものです。
第二次世界大戦下のヨーロッパに似た世界(1940年頃)を
描いているそうで、そういえばレチナIIは
1936年に発売されています。
決め手はレンズカバーが一般的なスプリングカメラでは
下に開くのに対して、レチナはこちらから見て右側から
開くようになっていますね。
さて、証拠を写真に収めたのはいいのですが、
見つかってしまい、リッケルトは城から飛び降りて自殺、
もう一人は銃殺されてしまいました……。
このレンズをカバーする部分はIaだと思います。
というのも、ただのIIは円形のコダックマークが入っているので。
IIaもこれとほぼ同じですが。
Iaは私も使ったことがあるんですが、古いカメラの割に
結構小さいんですよね。ただ、金属カメラなので
ずっしりとしています。
ただ、IaとIIaは戦後になって発売されているので
ここでは時代に合わせて「レチナII」としておくのがよいかと思います。
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