以前、DVD版で第1話を紹介しましたが、
今回はリマスター版を観たので
くっきりと映っている(はず)と思い、再度ご紹介。
第1話「ゴメスを倒せ!」より。
毎日新報の女性カメラマン、江戸川由利子(桜井浩子)が
カメラを持って取材に出かけます。
フラッシュが異様に大きいと思うのは、
今の私たちが小さなフラッシュに
見慣れているからかもしれません。
拡大しました。
レンズ周りに「Minolta」という文字が見えますね。
洞窟の中でゴメスを遭遇した江戸川由利子たちは、
フラッシュをたいて撃退。
少年が、孵化した怪鳥にゴメスを倒すように
声を掛けています。
その後ろでは、江戸川由利子がカメラを持っています。
拡大しました。
こちらから見て左側に「SR-」らしき文字が見えます。
そして撮影を続行。
拡大しました。
レンズは、恐らくAuto Rokkor-PF 55mmではないかと思います。
これは、ミノルタ(Minolta)のフィルム一眼レフカメラ、
SR-1だと思います。
以前のエントリーでもSR-1ではないかと書きましたが、
今回映像で色々と確認できました。
SR-1は1959年発売、エントリーモデルの一眼レフカメラとして
人気を博しました。いくつかのモデルチェンジを経ており、
機種名がこちらから見て右側に移動したものもあります(1961年前期〜)。
恐らく、『ウルトラQ』第1話で使われたものは1959〜60年に
製造されたものではないかと思います。
SR-7(1962年発売)はこちらから見て右側に
機種名が刻まれているので違いますね。
今回の検証を通して、もとのフィルムは
かなり高精度に撮影されていたことがよく分かりました。
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