第2話「五郎とゴロー」より。
巨猿ゴローを撮影していますね。
これは、ペンタックス (PENTAX)のSシリーズ (SPOTMATIC) が近いと思います。
最も有名なのが写真のSPです。
1964年に発売され、一眼レフに革命を起こしたモデルです。
どこがすごいかというと、実際に撮影する部分から光を読み取る、ということ。
……別に普通じゃん、と思うなかれ。
それまでは、光を測るところと実際に撮影するレンズ部分は異なっていたので、
正確な測光ができませんでした。
このシステムを初めてカメラに組み込んだのが、このモデルだったのです。
以後、様々なカメラにこのスタイルが取り入れられていきます。
SシリーズはS3(1960年)、S1 a(1961年)、SV(1962年)などがあり、
形も似ています。この場面だと、手でカメラのパーツが隠れているので、
判然としませんね。
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