第17話「やさぐれ非常線」より。
矢野産業の社長、大井氏の写真撮影をしています。
ネクタイを調整しているところへやってきたのが、
あのワイルドセブン。
死んでもらうぜ、とばかりに
銃を乱射してカメラマンもろとも即死。
翌日の新聞には、「財界の大物 矢野産業社長
大井氏射殺さる! ワイルド7の仕業か?」
と大きく報道されています。
どうやら、カメラマンが亡くなる直前に撮影した
写真が出てきたようです。
これはペトリの一眼レフのようですね。
型番までは見えないのですが、
実は続きがあります。
犯人の疑いがかけられたワイルド7のメンバーたちは、
真犯人を捜すため護送される途中で脱走します。
そこで警察官に追いかけられる羽目に。
さらには射殺命令まで出てしまいます。
そこで怪しいと睨んだ草波(川津祐介)が
同僚をつけていき、張り込みを開始。
ここでも出てきましたよ。
これは、ペトリ(PETRI)の一眼レフカメラ、
PETRI FT EEだと思います。
1969年11月に43,500円で発売されています。
F1.8の標準レンズがついてました。
ペトリV6をベースに設計されています。
既存の機種に後付けでEE機構を取り付けたため、
結構複雑な内部構造となってます。
シャッター優先AE開放測光TTL、
シャッター速度はB・1/2~1/500。
シャッター優先AE開放測光をペトリで初めて採用した機種です。
張り込みのシーンでは、望遠レンズが取り付けられてますね。
PETRI EE AUTO 200mm F4.0
PETRI EE AUTO 80-200mm F4.5
のどちらかでしょうか……。
おそらく撮影には前半のカメラマンが持っていた機種と、
後半の張り込みで使われたものは同じだと思います。
使い回しをしている可能性が高いからです。
(amazon)
売り上げランキング: 52,951
売り上げランキング: 52,465
売り上げランキング: 87,254
売り上げランキング: 101,570
売り上げランキング: 181,962
(楽天)
コメント
前半のカメラですが、横に電池蓋がなく、シンクロソケットが軍艦部についているので、FTEEではなくV6IIですね。
後半も最初の1枚だけはV6IIです。
なるほど、私が持っているペトリのカメラはペトリハーフとペトリハーフ7だけなので、とても参考になります。ありがとうございました!