第23話「ララー怒りの地獄作戦」より。
何とかララーシュタインのロボットを倒し、
束の間の休息を楽しんでいるKISS隊員たち。
宮崎県で記念写真を撮影しています。
撮影者は、発明刑事です。
太陽光が反射して見えづらいですね。
ようやくカメラ本体が映りました。
これは、オリンパス(OLYMPUS)の
コンパクトカメラ、ペンEEシリーズ
(PEN EE Series)だと思います。
初代のペンEEは1961年8月発売、
機能を「固定焦点」「シャッタースピード1/60秒」
「露出は絞りの自動調整」とかなり割り切った形にすることで
誰にでも簡単に写真が撮れるようになった機種です。
1962年4月にはペンEE-S、同年6月にはペンD、
直系のペンEE-2は1968年5月、さらに後継機種の
ペンEE-3は1973年5月に発売されています。
『スーパロボット マッハバロン』は1974年に
放送されているので、直近の73年に発売された
ペンEE-3かと思いましたがちょっと違うようです。
というのも、グリップ部分の皮が灰色なので、
有力候補としては
初代ペンEE(1961年8月)、
ペンEES-2(1968年3月)、
ペンEE-2(1968年5月)辺りでしょうか。
そして、こちらは敵側ララーシュタインの隊員。
カメラを持っています。
接眼部に針が仕込んであります。
こちらは2カット程度しか出てこなかったので分かりにくいのですが、
ニコン(Nikon)の一眼レフカメラ、F2アイレベルでしょうか。
1971年発売、1970年代の一眼レフを駆け抜けた機種として知られています。
露出計をファインダーに内蔵し、様々な種類のファインダーを
交換できるように作られています。
メインは機械式なので、壊れにくいためプロユースでも信頼性が高く、
報道などの場で活躍しました。
確か、ニコンF2のギミックを使った暗殺シーンは出てこなかったはずですが、
なぜかちょっとだけ登場しているんですよね。
コメント
ニコンFですね。ペンタ部の稜線が角張ってる、ペンタ部正面のFマーク、指当ての無い巻き上げバー、ボディ後ろ寄りについたシャッターボタンなどが画像で見えてる範囲でのF2との違いです。
ありがとうございます!