第4話「想い出がいっぱい」より。
相性の合った相手と“通じる”と、その力を借りて時間を跳ぶことができるあらし。
そんなあらしの秘密を知り、彼女の力になることを誓った一だったが、いまだに彼女が幽霊だということは信じられずにいた。そんなある日、一たちは、黒髪の女の子を主役にした自主映画を撮影したいという学生達に協力することになる。あらしとともに撮影場所となる大倉山高等女子校を下見に行った一と潤は、そこで戦時中に写された1枚の写真を見せられる。そこにはあらしと、カヤという金髪の少女が写っていた。(公式ホームページより)
ヒロインの嵐山小夜子は幽霊で、戦前に女学生だったという設定です。
戦中に撮ってもらった写真を学校で見つけます。
本は『海底二万里』、『ふしぎの海のナディア』の原作としても知られていますね。
そして彼女とはもう何十年も会っていない嵐だったが……。
突然の再会。ということは彼女も幽霊?
この回では、蛇腹カメラが登場します。
スプリングカメラともいいますね。戦前から戦後しばらくにかけて
よく作られたカメラです。同じような形がたくさん出ているので
正直見分けがつきません。
が、戦前の国産モデルに限定すると少しは絞れますね。
ここでは、オリンパス・クロームシックスとオリンパスシックスを取り上げてみます。
時代的に言うとオリンパスシックス(1940年、昭和15年)が近いと思います。
が、ファインダーの形状はオリンパス・クロームシックス(1948年、戦後の昭和23年)に近いといえるのではないでしょうか。
それにしても、写真館のシーンで出てきた二眼レフ、大きすぎやしませんか?(笑)
ところでこのアニメは、オープニングで昔の歌謡曲のジャケットそっくりの
ポーズをキャラクターがするので懐かしいと思う人も多いはず。
でも、歌い方と歌詞がちょっと……(笑)。
エンディングの「キラリフタリ」は、昔の歌謡曲っぽく作られていますよ。
コメント
このカメラは昭和13年製のセミオリンパスII型ではないでしょうか?
ウェブサイト欄にオリンパスのサイトの該当カメラのURLを貼っておきますね。
コメントありがとうございます。拝見しましたが、確かに似てますね! ヒロインの嵐山小夜子は昭和15年で13歳という設定らしいので、時系列的にもしっくりきます。貴重な情報、ありがとうございました!