第3話「薔薇色の乙女、なの」より。
里中小町(さとなか・こまち)が
カメラを持っています。
彼女の趣味は写真を撮ること。
公式サイトでこう書かれていました。
身長は157cm、小さいですね。
第3話ではあまりカメラは登場しませんでした。
結構古いデザインのカメラに見えますが……。
続いて第4話「小学生は最高ぽよ!」より。
里中小町が小学生を撮影していますね。
もう、4話のタイトルからやばい感じです。
里中小町らはウイルス退治に
向かう途中で、小学生のバスケット少女と出会い、
ウイルスたちとのバスケット勝負を持ち掛けるのだった。
第4話では、いくつかのカットにカメラが登場してます。
それがこちら。
気になったのは、ファインダーがこちらから見て右上についているのに、
なぜかカメラ本体の中央から被写体を捉えようとしてるのか?
まあ、この作品に限らずカメラをあまり使ったことがない方、
コンデジぐらいしか触ったことがない方が描いているのは明白です。
コンデジだとカメラの中央部分に液晶モニターがあるので、そこを
覗いているイメージなんでしょう。
これは、ベスト判カメラであるピコレット、パーレットをモチーフにした
オリジナルカメラだと思います。
ベスト判カメラにはいろいろありますが、
コダックのヴェスト・ポケット・コダック(Vest Pocket Kodak)、
ツァイス・イコン、コンテッサネッテルのピコレット(Piccolette)、
六櫻社のパーレット(Pearlette)といった蛇腹式の
折りたたみカメラがもとになっているように思います。
歴史的に見ると、ヴェスト・ポケット・コダックが大ヒットしたのを見た
コンテッサ・ネッテルによってピコレットが作られ、
そしてこのピコレットを日本でまねて造られたのが
パーレットというわけです。道理でみんな似ているわけですね。
彼女のカメラを縦にしてみると、
そのデザインがそっくりなことが分かりますね。
デザインを見ると、ピコレットか、ピコレットをまねた
パーレットに近いと思います。
レンズ周りも似ています。
カメラの背面がここで映ってましたね。
こちらもよく見てみると……。
そっくりです。
こちらはヴェスト・ポケット・コダック(Vest Pocket Kodak)。
そしてピコレット(Piccolette)。
いずれも共通しているのは、蛇腹の部分をたたむとコンパクトになり
胸ポケットにしまえるくらいになるということ。
フィルムも120よりも小さなベスト判を使用します。
パーレットといえば、かつて『大正野球娘』にも
登場しました。
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