さて、今回は主人公の「ぽって」が使うカメラをご紹介します。
お父さんの形見だそうで、先日修理から戻ってきました。
かなり細かく描き込まれています。
ローライ35S (Rollei 35S) ですね。(写真の出典)
1974年発売、高級コンパクトカメラローライ35を受け継ぎ、
レンズにはマルチコーティングが施されています。
初代機よりも明るいゾナー40mm F2.8を搭載しています(初代機はテッサーまたはクセナー40mm F3.5)。
このカメラは、レンズ部分が伸び縮みするのが特徴です。
ここからは、基本設計が同じであるローライ35(1966年発売)を例に説明していきますね。
こちらがレンズを収納したところ。
そして、レンズを引き出すとこうなります。持ち運びにすごく便利です。
ただし、レンズキャップが外れやすいので、なくしやすいというのが玉に瑕。
ローライ35は小さくて写りがよい、高級コンパクトカメラの走りとなりました。
このカメラの登場によって、日本のカメラ界には激震が。
フルサイズでここまで小さくできるとは! ということで、
以後ハーフサイズカメラからフルサイズの35mmカメラの小型化が進んでいく、
ということはいろいろなところでよく語られています。
では、大きさを比べてみましょう。
ローライ35の下に写っているのは、リコーのオート35Vです。
ローライ35よりも5年ほど前、1961年に発売されたコンパクトカメラです。
デザインは、今見てもかなり斬新ですね。
両機種共に目測です。
比べてみると、ローライ35はかなり小さいことがわかると思います。
フィルムの巻き上げは左手で行うため、左利きの人には使いやすいそうですよ。
ローライ35とリコーオート35Vを使って撮影比較を行いました。
こちらがローライ35の描写。
ローライの方が全体的にシャープのような気がします。
リコーオート35Vは周囲が流れやすいので、
トイカメラの感覚で使った方がいいと思います。
また、ローライ35シリーズの面白いところは、フラッシュの取り付けは本体の下側になる、ということ。
実際にフラッシュを装着すると、こんなことに (笑)。
そして、フィルムの装着シーンも丁寧に描かれていますね。
フィルム押さえの部分は、若干異なっているようですね(ただし、35Sはあけたことがないので未確認です)。
そして、タイトルの「たまゆら」とは何か、ということになりますが
これだそうです (笑)。
写真に写っている、光の加減で写り込んだ何かということになりそうですね。
ちなみに、モデルはぽっての「弟」です。今流行りの「男の娘」でしょうか?
お好み焼きを食べ終わったところで、記念撮影。
お店の人に撮ってもらっています。
細かく描き込んでありますね。
関連記事
たまゆら OVAに出てきたカメラ(1)
たまゆら OVAに出てきたカメラ(2)
たまゆら OVAに出てきたカメラ(3)
たまゆら OVAに出てきたカメラ(4)
たまゆらに出てきたカメラ(5)
たまゆらに出てきたカメラ(6)
たまゆら TVアニメ化決定!
たまゆら TVアニメ10月より放送開始!
たまゆら〜hitotose〜に出てきたカメラ(1)
たまゆら〜hitotose〜アニメ第2期制作決定!
たまゆら 続編制作決定!
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(1)
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(2)
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(3)
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(4)
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(5)
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(6)
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(7)
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(8)
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(9)
たまゆら〜もあぐれっしぶ〜に出てきたカメラ(10)
コメント
ガラスタイル用ドリル