先日、写真家の笹本恒子さんがお亡くなりになりました。
107歳でした。
笹本さんは女性報道写真家の草分け的存在で、
1940年に財団法人・写真協会に入って
写真週報を編集するなど、活躍されていました。
1941年の初めに病気と兄の反対に遭って退職、
戦後は新聞の嘱託カメラマンなどを経て
フリーとなり、1985年に復帰。
そんな笹本さんが使っていたカメラは
沢山あると思いますが、写真で手にしていたのがこちら。
拡大しました。
これは、ライカ(Leica / Leiz)のレンジファインダーカメラ、
CLですね。しかもこれは海外で発売されたもの。
日本では、ライカとミノルタが提携し、ライツ・ミノルタ名義で
発売されたカメラとなります。
1973年発売、
シャッターはB、1/2秒~1/1000秒、
縦走り布幕フォーカルプレーンシャッター。
露出計はTTLスポット測光、
ライカMマウントで
電池は MR-9水銀電池を使います。
ドイツのライカ(ライツ)と日本のミノルタが
技術提携し開発・発売に至った経緯があり、
日本ではライツミノルタ、海外ではライカ名義で
発売されています。
従来のM型ライカよりも小型軽量になっていて、
常用レンズは40mm。
日本の技術が世界の一流メーカーである
ライカに認められた、ということが
大きな話題になりました。
ご冥福をお祈りいたします。
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