サンダーバード3号のプラモデル、新金型で発売決定!

今週のサンダーバード
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サンダーバードといえば、日本では
プラモデルと切っても切れない関係にあります。
というのも、今井科学が出したサンダーバード2号の
プラモデルが子どもたちの心をガッチリとつかみ、
爆発的にヒットしたからです。

これまで、1〜5号、ペネロープ号といった
主要メカはずいぶんと作られてきました。

ただ、その中でもあまり日の目を見なかったメカが
サンダーバード3号のプラモデルだったのです。

1967年頃に出た最初にプラモデルは、
ブースター部分に磁石が入っていて、
冷蔵庫とかに貼り付けることができました。

また、ロケットの先端を外すと鉛筆立てにもなるという
結構便利なプラモデルではありました。

ただ、サンダーバード3号自体が劇中では
それほど活躍しなかったので、必然的に
プラモデルも多くは作られなかったのです。

しか〜し! 8月末に、
このサンダーバード3号プラモデルが、
「新金型」で登場!

さすがは青島文化教材社さん。

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全長は25cmと結構大きくて(350分の1スケール)、
パネルラインもきちんと引かれています。

しかも、先端についている白いドッキングリングは、
3種類から選べて選択可能!

監修したのは、先日亡くなられた伊藤秀明さんです。

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(写真は青島文化教材社のくまぶろぐより)

なぜ白いドッキングリングが3種類もあるのか。
それは、撮影に使用したモデルが何種類もあったからです。

アップの撮影にはもちろん大きなモデルを使います。
引いた画面では、小さめのモデル、といった風に
モデルが違うと細部が微妙に異なっているんですね。

このサンダーバード3号では、
・大きな撮影モデル
・小さな撮影モデル
・雑誌掲載用の撮影モデル
という3種類のドッキングリングがあるから、
そのすべてをここで再現できる、という
どマニアなら垂涎もののプラモデルになっています。

伊藤さんによるこだわりがよく表れた逸品といえますね。

ただ、気になったのはパッケージ。
小松崎茂による昔のプラモデルに使われた
サンダーバード3号のイラストが使われているところです。
小松崎イラストは素晴らしいのですが、これを使ってしまうと
「昔のプラモの再販」と勘違いされてしまうのではないか、思いました。

ホームページやブログだと、
箱がどれくらい大きくて、昔のパッケージとどう違うかがわかんないからね。
せっかくの新金型なのだから、まったく新しいイラストレーターによる
箱絵でも良かったのでは、というのが率直な感想です。
それから、監修の伊藤さんご本人が
プラモデルの発売前に亡くなってしまったこと。
実に惜しいです……。

あと、いつも疑問に思っているのは
サンダーバードのプラモデルが
ホビー系の雑誌にまったく取り上げられていないことです。
ホビー誌に載っているのはほとんどがガンダム、それから
新作アニメのフィギュアなど。

最近はマニアックなフィギュアや玩具がいろいろと出てますし、
タイアップ記事でもいいから継続的にたくさんの人の目に触れていないと
忘れられてしまうのでは、という危機感はいつもありますね……。
プラモデル屋よりも、本屋さんの方が数も多いし
気軽に立ち読みもできますからね。

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コメント

  1. ミオ より:

     3号はロケットと言う事で1号と重なってしまい印象が薄いのですよねぇ。
     しかし今になって新しい3号のプラモデルが出るとは凄いですね。

  2. anicame_admin より:

    ミオさん
    書き込みありがとうございます!
    3号は登場回数も少ないし、
    (一番印象に残っているは太陽号のエピソード)
    5号との往復によく使われている程度の
    扱いだったんで、これまではあまり注目されてこなかったんですね。
    でも、この3号を新金型で出してしまう
    アオシマさんの太っ腹ぶりに感動しています (笑)。

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