第4話「カメラと包子(パオズ)と野良猫と」 より。
風蘭のライバル店が、食品サンプルを店頭に並べて人気となっています。
敵愾心を燃えす風蘭は、葵と葛にメニューに載せる食品の写真撮影を依頼。
二眼レフが出てきましたね。これだけでは何の機種かはちょっとわかりません。
もう少し見てみましょう。
1929年1月発売、アニメの設定は1931年なので時系列的に問題ありませんね。
もともとは117フィルムで6枚の写真が撮れます。
後に出たモデルでは、620や120フィルムにコンバートできる機能も装備していました。
ここでちょっと気になったのがシャッター部分。
同じカメラのはずなのに、ずいぶんと違います(笑)。
しかし二眼レフで撮影すると、基本的に真四角写真となります。
また、最後に出てきたブサ猫の写真も35mmフィルムの
フルサイズで撮影したような横長の写真。
……そうだ、これはきっと写真をトリミングして横長に見せているに違いない!
……と勝手に想像しておきましょう(笑)。
丁寧に当時の資料に当たって作品に生かそうとしている努力は素晴らしいと思います。
ただ、ちょっとだけ詰めが甘かっただけなんだよ、きっと……。
再び作中でカメラが登場することを願ってやみません。
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