前回に取り上げた、
天体のメソッドに出てきたカメラ
 ではソニーのサイバーショット、しかも海外モデルという
 マニアックなカメラが登場しましたが、今回はどうでしょうか。
第11話「流星群の夜」より。
 登場人物の顔がかなり幼いので、
 かなり昔に撮影された写真ですね。
彼女たちを撮影したのは、こちらのカメラでした。
幼い汐音がカメラを持って、友達を撮影していました。
 自分は撮られるのが……というのをよそに、
 乃々香と一緒に楽しげに撮影されたのでした。
そのカメラがこちら。
ピンク色だったので、キヤノンのPowershot、E-10
 (2008年発売、以下カメラの写真は価格コムより)かと
 思ったんですが、ちょっと違ってました。
このカメラは、キヤノン(Canon)の
 Powershot A-550(2007年3月発売)、もしくは
Powershot A-560(2007年8月発売)だと思います。
この2つのモデルは、正面から見たデザインはほとんど同じ。
 ただ、中身はA-550がDIGICIIだったのに対して、
 A-560ではDIGICIIIにグレードアップ、液晶モニターは
 2インチから2.5インチに大きくなっています。
 ともに、710万画素CCDです。
本体カラーにピンクはありませんが、グリップ部分のデザイン、
 マイク穴が3つある、レンズ部分のくぼみなどがかなり近いです。
ヒントは、公式サイトにも隠されていました。
 公式サイトのあらすじには、こう書いてあります。
汐音の部屋を訪ねた乃々香は、改めて自分の願いを語り、そこには汐音も含まれていると告げる。同じ頃、湊太と柚季は七年前の話をしていた。お互いの円盤への願いが同じであることを知り、それはノエルが叶えてくれたのではないか、と思うふたり。今度はそのノエルの願いを叶えてやるべきではないか。同じことを考えたこはるもまた、彼らの元を訪れていた。
今年は2014年なので、7年前は2007年。
 というわけで、アニメスタッフはカメラの時代考証を
 行ってカメラを描いていることがわかりました。
些細なことのように思えるかもしれませんが、
 こうした時代考証的なことも
 リアリティを演出する一つの大事な方法として
 活用されているんですね。
関連リンク:
天体のメソッドに出てきたカメラ
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コメント
おぉ、発売年代も含めて凝っていますねぇ。
それに変に高価な機種でないのも子供が使うのに不自然ではありません。
ミオさん
天体のメソッドは、カメラに関しては
結構細かいところまで気を遣って
描いているのがよくわかります。
きっとスタッフにカメラ好きの人がいるんだと思います。
カメラに特化して見ていると、こういうところで
おもしろさを発見できますね。