第6話「死神たちの宴」より。
御子神隼人が朝起きると、
一緒にとある事件を追っていた
間宮霧子がいなくなっていた。
「日鈴会のはりこみに行ってくるよーん」と
書き置きが。
御子神隼人はたばこを吸いながら、
手がかりとなる「神の声」と書かれた
カセットテープを再生します。
見るからにソニーのラジカセですね。
これは、ソニー(SONY)の
モノラルラジカセ、CF-1500だと思います。
別名「マイクインマチック 1500」、
1971年発売です。
原作のマンガ『スカルマン』が掲載されたのは
1970年ですから、当時の雰囲気を出すために
採用したのでしょうかね……。
ラジオはFM/AM 2バンドと一般的、
音声をFM電波にのせることができる
「ON AIR スイッチ」を搭載し、
LINE IN(外部入力)もあるので結構便利。
こちらから見て左にある丸いパーツはマイクです。
「エレクトレット・コンデンサー・マイクロフォン」と
書かれていて、電池でもマイク録音ができるように改良された
当時としては先端を行くマイクだったようです。
そして、ラジカセを操作中のカットにも注目。
左から録音、早送り、再生、巻き戻し、停止ボタンです。
でも、何かが足りない。
そう、一次停止ボタンですね。
それもそのはず、1971年当時はまだ
余り普及していなかったのです。
だから、録音が終わって停止ボタンを押すと
その部分に「ボフッ」とか「ブツッ」という
音が入ってしまいます。
AUTO SHUT OFFはテープが最後まで来たら、
自動的に停止してくれる機能、
VARIABLE MONITORはラジオの音量が変わっても
録音レベルは一定に保たれる機能のことです。
アニメだと「MONTUR」になっているのはご愛敬。
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