CM「ポケモンスナップ」-フワちゃんのカメラはアーガスC3 Matchmatic、寺田心君のカメラはコニカ オートS2 EL!!

アニメ・特撮に出てきたカメラたち
Pocket

2021年4月に発売予定のゲームソフト、
ポケモンスナップ。
CMがYouTube上やテレビで流れています。

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ポケモンの生態を観察して写真を撮影し、
写真を集めてポケモン図鑑を作ろうという
内容です。

私が気になったのは、フワちゃんと寺田心君が
持っていたフィルムカメラです。

まずはフワちゃんから。

拡大しました。

これは、アーガス(ARGUS)のC3 Matchmaticだと思います。

アーガスはアメリカのカメラメーカーで、
C3 Matchmaticは1958年に発売された
C3の後継機種です。C3は1938年発売なので、
実に20年もの歳月が流れていることになります。

日本では、その形から「弁当箱」とも呼ばれて
親しまれていたようです。

本来であれば外付けのセレン露出計があるはずですが、
面倒なのかCMではつけていませんね。

映画『ハリー・ポッター 秘密の部屋』にも登場するようで、
この映画でC3 Matchmaticを知った人も多いかもしれません。

レンジファインダーカメラで、
アメリカでは200万台を売る大ベストセラーとなった機種です。

それから、寺田心君のカメラを見てみましょう。
結構大きなカメラに見えます。

これは、コニカ(Konica)のレンジファインダーカメラ、
オートS2 ELが近いと思います。

1966年4月発売です。CM版では、銘板が隠れてますね。
削って取ってしまったのかも。

「コニカ オートS2」シリーズの改良型(コニカEL方式を内蔵したもの)です。
一番はじめのオートS2は1963年発売で、世界で初めてCdSを受光素子に採用したシャッター速度優先式自動露光カメラでした。
1967年発売の「Konica auto S1.6」まで改良が続けられた
ロングランのベストセラー機です。

レンズはヘキサノン45mm F1.8、
cdsメーター用に1.3Vの水銀電池を使います。
シャッタースピードは1~1/500秒、B。

2人ともフィルムカメラを趣味にしているとは到底思えないので、
CM制作会社の小道具か、カメラマンが持っていたものを
使っているかのどちらかではないかと思います。

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