第24話「死闘! 海底の秘密基地-ガメレオンキング登場-」より。
ナオキが操縦するセスナにカメラマンが乗り込んで、
航空写真を撮影しています。
これは、マミヤ (Mamiya) のRB67ですね。
『仮面ライダーディケイド』にもちょっとだけ登場してましたね。
(アニメ・特撮・映画に出てきたカメラたち〜『仮面ライダーディケイド』編 その2〜のエントリー参照)
6×7版(6cm×7cm)の横長写真が撮れます。
このカメラの特徴は、縦長写真もすぐに撮影できるんです。
それが、RB67の名前の由来でもある「レボルビング・バック」という機能。
これが、フィルムホルダーを外したところ。
こちらが横長の状態です。
このフィルムホルダーが、回転するんですね。
こちらが、回転させているところ。
これで、縦長写真を撮ることができます。
この機能は、他のこうした
ブローニー一眼カメラにはなかった独特の機能です。
これにより、いちいちフィルムホルダーを交換しなくても、
構図に応じて切り替えができるというわけです。
カメラ本体を横にしたら、本体が重いので三脚が倒れてしまいますからね。
さらに、このカメラは全部手動で動かすので壊れにくい特徴があります。
ただ、欠点は大きくてかさばり、しかも重いこと。
本体とフィルムホルダーだけで、約1.4キロもあるんですよ。
これにレンズを取りつけたら、確実に2キロは超えます。
今のコンデジなら、重さは0.2キロ(200グラム)程度。
ミラーレスの一眼カメラなら、レンズを入れても0.5キロ(500グラム)程度です。
つまり、持ち歩いて撮影するのは至難の業ということです。
これを持って街や観光地を散策している人がいたら、
よほど体力に自信があるか、
変態……いや思い入れの強い人のどちらかだと思います (笑)。
もともと、撮影スタジオで人物やブツ撮りに使われいたものなので、
大きくてもあまり関係なかったんですね。
40年近くの長きにわたって販売されていたカメラでしたが、
デジタル化と小型化の波にのまれ、製造中止に。
寂しい限りです。
昔なら何十万円もしたこのカメラも、中古なら格安で買えます。
逆に、フィルムカメラが好きな人にとっては今が「買い」かもしれません。
このカメラがいかに大きいかは、この写真を見るとおわかり頂けると思います。
下は、「けいおん!」の澪が持っているLOMO LC-A(初代)です。
ずいぶんと大きさが違いますね。
その分、描写力もハンパないわけですが。
海に何か大きな影が写っていたので、
パトロールに向かうことに。
一体どうなってしまうのか。
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