1104話「友蔵、カメラを習う」「たまちゃんの父、カメラを我慢するの巻」より。
老人会で、孫を撮影した写真を見せられた友蔵。
早速、まる子とさきこの写真を撮って老人会で
見せようと2人に相談。
なんとか撮影させてもらえることに。
このときの友蔵のカメラがこちら。
拡大しました。
これは、キヤノン(Canon)の
レンジファインダーカメラ(Rangefinder)、
キヤノネット(Canonet) QL17ですね。
もちろんフィルムカメラです。
1965年3月発売、定価は23,800円でした。
キヤノンの公式ページによると、
こんな解説が書いてありました。
EE機構とファインダーを極力小型化し、内部構造や部材の配置もキヤノネットとは全く異なった新開発機種であったが、外観デザインの基本はキヤノネットのイメージを強く受け継いでいる。
機種名のQLは、自社開発のフィルム簡易装填方式QL(QuickLoading)の頭文字をとったものである。発売当初の機種にはCanonのブランド名の下にQuick Loadingの文字が刻印されていたが、その後QLマークができて、これにかわった。
レンズはSE45mm F1.7と明るめのものを搭載、
当時では広角でもなく標準のレンズですね。
レンジファインダーなので二重像合致式、
露出計はCdS式です。
裏蓋開閉フィルム位置合わせ、
裏蓋閉じでレバー巻き上げを行う
クイック・ローディング(QL機構)を採用し、
フィルムの装填が簡単にできるようになってます。
重量は830gと、今のデジカメとかを考えると
結構重めですね。
以前、リサイクルショップで
実機を手にしたことがあるんですが、
ずっしりとメカニカルなカメラだなぁと
感じたのを覚えています。
そして、出来上がった写真がこちら。
う〜ん、なんともいえない微妙な写真ばかり。
何が微妙なのか、ひとつずつ見てみましょうか。
まずはこちら。
ピンボケですね。
被写体はまる子なので、
まる子をハッキリときれいに写さなければ
いけないのですが、この写真だと
テーブルとオレンジジュースに
ピントが合ってますね。
被写体に近づきすぎたのが原因と思われます。
次にこちら。
目をつぶる寸前にシャッターを切ったので、
表情がよくありませんね。
きちんと目をあけた状態で撮影する必要があります。
最後がこちら。
逆光ですね。
被写体(まる子)の後ろから当たる光をいいます。
これによって、丸子の顔が陰ってしまっているため、
失敗写真となっています。
デジタルだったら後で補正できますが、
フィルムカメラなのでまる子の位置を変えて
順光で撮影すれば解決できます。
さて、全然上手く写真が撮れなかった友蔵ですが、
どうすれば上手く撮れるでしょうか(続く)。
(amazon)
集英社
売り上げランキング: 63,804
(楽天)
満点ゲットシリーズ ちびまる子ちゃんの国語 14冊セット |
コメント