失望した！ じょしらく第13話の「秋葉原」ネタに失望した！ (笑)

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最終回、第13話「アキバぶる」より。

丸京がアキバについて熱く語っています。それによると……。

「アキバは世界中から観光客が集まるホットスポットなんだぞ！　白物家電、カメラ、パソコン、ハイエンドオーディオのみならず、ホビー、アイドル、ゲーム、アニメ……。アキバの懐の深さを舐めるな！」

失望した！　あまりにもステレオタイプな
秋葉原の説明に失望した！！ (笑)
本編でも、お目当てだったディープアキバのラジオ会館（本館）が立て替え中だったため、マリーさんから「なんだ、丸京も知らなかったのか？　ハハーン、さては俄だな、俄！　俄！」といわれてます。

丸京のセリフをもう少し詳しく見てみましょう。
アキバは世界中から観光客が集まるホットスポットなんだぞ！
　　　　　　　　　　↓
『JNTO訪日外客訪問地調査2010』の都市･観光地別訪問率によると、秋葉原は7位。1位：新宿、2位：銀座･有楽町・日比谷、3位：浅草、4位：大阪市、5位：京都市の方が外国人観光客が多い
尖閣問題で中国人客激減の秋葉原の電器店「バス1台も来ない」

白物家電、カメラ、パソコン、ハイエンドオーディオのみならず……
白物家電は、昔はオノデンとか石丸とかいろいろありましたが、つぶれたり吸収合併されたりして、もうかつての勢いは全くありませんね……。
カメラはキタムラとヨドバシ、あと中小のお店がいくつかあるのでイメージが強いかもしれませんが、ヨドバシができるまではそれほどでもありませんでした。
パソコンは、2000年代初頭までは勢いがありましたが、それ以降はどんどんダメになってます。

1990年代、まだウィンドウズが出る前なんかは、step（ステップ）というお店があって、倉庫みたいなお店に段ボールがドーンと置かれていて、買いたい人はどうぞ、でも説明はしませんよ、自分でスペックとかは調べてね、という感じで売ってました。何度か足を運んだんですが、やはりまだまだパソコンが高くてなかなか手が出ず、眺めてるだけだったのを思い出しました。ハイエンドなオーディオなんかも扱ってましたが、いつの間にかなくなってましたね。

2001年頃に自作PCが流行した時、仕事で何軒ものパーツ屋さんをまわって話を聞いて、まとめる仕事をしたことがあったんですが、「単価がどんどん安くなってて、あと10年もつかどうかわからない」といってました。あるお店の店主に至っては、「今はパーツ屋やってるけど、単価が高いのはフィギュアなんだよね。だから、あと数年したらフィギュア売ってるかもしれない」ともいってました。今から10年以上も前なのに！　それから数年後、パーツ屋はどんどんつぶれていき、寂れる一方。やはり現場でモノ売ってる人は、景況感を直に感じてるので説得力が違うよなぁ、としみじみ思いました。
私が以前取材に行ったお店も、今では多くがつぶれてしまって別の店になってます。諸行無常。

こちらは2008年に倒産してしまった高速電脳。
インタビューに伺わせていただいたお店で、店内には所狭しとパーツ類が並べてありました。もちろん初対面で、それほど知識のない（仕事で自作PＣつくったことはありますけど、基本的にMacユーザーなので）私にも分かりやすく、気さくに対応していただいたのを覚えています。

2008年2月に秋葉原を訪れていたら偶然見つけました。
倒産してから1ヶ月後だったので、かなり驚きました。

ハイエンドオーディオは、ごくわずかの中年の金持ち男性に支えられて細々と生きながらえているのが現状。以前、ラジオ会館でガチャポンとかフィギュア売ってるお店に中高生やオタな人たちが群がっている隣にハイエンドオーディオのお店があって、カネ持ってそうなネクタイしめた中年サラリーマンがアンプを一生懸命聴き比べているのを見て、1枚の薄い壁を隔てて全然違う世界が存在してる！　と愕然としました。しかし、若い世代で音にこだわらない人がどんどん増えてきてるので、こうした人が中年になる20年後辺りは、相当厳しくなってるんだと思います。

CDショップも90年代にいっぱいできて、それなりに繁盛してたんですが、現在はリバティーが残ってるくらい。CD買うとピンク色の袋に入れてくれたディスクマップはつぶれてしまいました。

ホビー、アイドル、ゲーム、アニメ……。アキバの懐の深さを舐めるな！
ホビーは、フィギュア、超合金、ちょっと前なら食玩、トレカといったところでしょうか。プラモはガンダムとミリタリー系が売れてるだけで、若い人は全然プラモ作らないので、市場は縮小傾向。

昨年、とあるホビー商品を買いに秋葉原まで出かけて、5件以上のお店をまわったけど全然お目当てのモノがみつからず、最後は仕方なく自宅に帰ってアマゾンでポチッたことがありました。商品数と店の数は多いけど、秋葉原に行ってもお目当てのモノがあるとは限らない！　と痛感しました。

アイドルは、AKBを筆頭に地下アイドルなんかがたくさんいますが、それも10年前にはあんまり見かけなかったし、メイド姿の女性もここ数年ですからね、定着してきたの。
ゲームは昔から売り場があって、ソフマップとかが大きく店を構えてましたし、レトロゲームの店もあるのでよいかと思いきや、さにあらず。私が好きなセガMarkIIIは、お店の片隅で数本あればいい方で、全然置いてない店の方が圧倒的に多い。おまけに、昨年とあるお店を覗いたら、店頭に段ボール箱が置いてあって「セガサターンソフト　お一人様1点まで　ご自由にお持ちください」とギャルゲーっぽいソフトが置いてあって、泣けてきました。もちろん、1本もらってきましたよ (笑)。

ドリキャスが撤退する時にはソフマップで新品激安セールをやってて、みんな血眼になって商品を確保してました (笑)。
要するに、マニア向けといっても、マニアに需要がないものは秋葉原に行っても売ってないことが多いし、手に入りにくいんですね。逆にオークションとかで狙った方が早い時もあるんで、秋葉原だからディープとは一概には言えないのが現状だと思います。ヒト、モノ、カネが多く集まるのが東京ですから、地方よりは圧倒的に品数や情報量が多いんでしょうけど。

こちらは劇中に出てきたところを、ビンテージなフィルムカメラで撮影したものです。
こちらは万世橋。

連写ができる京セラのハーフサイズカメラ、サムライ3.0で撮影しました。

LOMO LC-A+だとこんな感じです。

橋の反対側から見たところ。スプリングカメラのオリンパス・シックスで撮影しました。

秋葉原で有名なおでん缶。

らーめん缶を撮影。なぜかラーメンマンがいます。
LOMO LC-A+で撮影しました。

最近、至る所でお店が出ているケバブ。

太陽堂の二眼レフ、ビューティフレックスで撮影しました。

こちらは鉄道居酒屋。実際行った人に聞くと、雰囲気だけが鉄道っていう感じで、マニア心をくすぐるものは大して置いてなかったとか。

こちらはローゼン閣下。懐かしいですね。

この写真はありませんでしたが、
段ボール肉まんの写真はありました。

スメナ35で撮影しました。

一度見たら忘れられないくらいインパクトのある、とらのあな。

蛇腹カメラ、オリンパス・シックスで撮影。カメラ本体が見当たらなかったので
どこかに紛れてるはず。左の青い空にゴミが映り込んでいるのは、
蛇腹がフィルムにくっついてできたものです。蛇腹カメラはこれが一番やっかい。

駅前ではよくパフォーマンスしている人がいましたね。これは初音ミク。

ペトリハーフで撮影しました。カビやゴミがレンズにあるらしく、
何もしてないのにソフトフォーカスになってます。
この人、今どこで何をしてるんでしょう……。

追記：秋葉原のホコ天と秋葉原通り魔事件についての書き込みをいただきました。事件翌日の現場をLOMO LC-A+で撮影した写真が出てきましたので、事件を風化させないためにもここに掲載します。

追記：先日、「じょしらく　13話」「じょしらく　秋葉原」で検索したらこのエントリーがかなり上位にきててビビりました。エントリー書いて2日後くらいに同じキーワードで検索したら、7ページ目の下の方だったのに、現在ではかなりの上位に。書くのに時間がかかったので放送直後にエントリーできなかったんですが、google先生がちゃんと評価してくれたみたいでうれしい限りです（この検索結果は、2012年10月7日のものです）。
こちらはYahoo。「じょしらく　13話」で検索すると、一番上に来てます。

そしてGoogle先生。公式サイトのすぐ後にランクされています。

第13話を収録予定↓
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