先日レストアしたメイハーフは快調になりましたが、
もう1台所有しているメイスピーハーフ(写真上)のシャッターが不調に。
シャッターボタンを押してもシャッターが開きません。
撮影中、時々この症状が出る程度だったのが、頻繁に調子が悪くなったため
こちらもレストア(修理)することに。
前回のエントリーでシャッター部分は分解しているため、
今度も大丈夫だろうと思い作業を開始しました。
まずは正面にある4つのねじを外します。
すぐにポロリと取れました。
シャッター部分にドライバーを差し込んで動かしてみると、
きちんと動作します。
不思議に思って組み立て直すと、やはりシャッターが切れない症状が。
もう一度分解してみて、気がつきました。
それは、シャッターを動かすパーツに問題があった、ということです。
こちらがシャッターの後ろについているパーツで、
シャッターボタンを押すと水平となった右上のパーツが下がり、
てこの原理でシャッターを切る動作を行います。
この状態でシャッターを切ると、明らかに戻りの力が弱い。
そこで、こんな風に修正すると、バネの戻りが強くなり、
シャッターがきちんと切れるようになりました。
パーツを比較して気がついたのですが、
メイハーフとは微妙に違っていますね。
メイハーフには、金具の出っ張りがありません。
その代わりに、金属板に穴を開けてバネを通しています。
パーツを1つ省略することで、コストダウンを計っているようです。
これは、分解してみないとわからなかった違いでした。
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