2015年4月4日より、イギリスで遂に新作サンダーバードが放送開始となりました。
題して『サンダーバーズ･アー･ゴー』、50年記念の新作です。
第1話は「リング･オブ･ファイア」。
iTV2で、土曜日の午後5時から放送されたようです。
YouTubeなどの動画サイトでは、版権所有者の目が光っているので、見られません。
今回、裏技を使って第1話を見てみましたので、ご紹介しますね。
ちょっと長いですよ。
第1話はお披露目的な感じで、各キャラクターと
サンダーバード･メカの役割を紹介する意味合いが強かったです。
第1話ストーリー
今日もさまざまなアクシデントや災害に見舞われた人々を
救助する国際救助隊の面々。
気球で悪天候に見舞われて遭難した人などを救助するが、
サンダーバード1号はどうも調子が悪いようです。
しスコットがペネロープに連絡を入れた直後、
彼女の車は後続の悪党の車に狙われます。
しかし、慌てずパーカーがオイルをまいて対処。
彼女はトレーシー兄弟のおばあちゃん。
オリジナルの柔和なイメージとはだいぶ異なっています。
ゴードンとバージルが机の下に隠れています。
というのも、おばあちゃんの料理が下手のようで、
試食するのが嫌で逃げ回っているようです。
そこへサンダーバード5号に滞在しているジョンから連絡が入ります。
海底探索機からのSOSを受信、地震により足場が崩れて
海底へ転落しそうな状態とのこと。
ゴードンとバージルは早速救助へ向かいます。
2号の発進シーンは前回のエントリーでご紹介しましたので省略。
海底探索機の中には3人が取り残されており、
脱出ハッチは壊れてしまっています。
そこで、2号が海底探索機を支えている間に、
サンダーバード4号でゴードンが救助に向かうという寸法です。
2号がワイヤーロープを発射して落下を食い止めます。
どうやらこの付近は、父親であるジェフが行方不明になった場所のようです。
第1話にはジェフは登場していなかったので、
ジェフの捜索が今後の展開のひとつになりそうです。
しかし4号にトラブルが！
ジェフの手がかりがつかめるかと思って
信号が強くなっている方へ向かうと、そこには変な装置が。
急に地震が発生し、サンダーバード4号は崩れた岩に挟まれてしまいます。
ジョンからスコットに、4号は連絡が取れなくなり、2号は海底探索機の引き上げが難航しているとのこと。スコットはブレインズを呼び出し、1号が出動できるか問いただすが、万全ではないと言われるもすぐさま救助へ。
2号よりも各段に飛行速度が速いので、すぐに現場へ急行できます。
一方、引き上げがうまくいかない2号。
1号が電磁ロープを発射して、海底探索機の首部分を捕まえます。
しかし、さらなる地震により、海底探索機の足がもげてしまいます。
このままだと、海の底に向かって一直線。
ふんばる1号。
2号もうまく捕らえたようで、2機で落下を阻止しようと懸命に。
一方、気絶していたゴードンは考えをめぐらせます。
この変な装置が地震を引き起こしていたのではないか、と。
そこでその装置を回収しに、海へ。
何とか回収し、操縦席に戻ったゴードンは、ロープを発射して
脱出に成功します。
そして、海底探索機にたどりつき、4号からアームを出します。
ゴードンの操縦アームと連動して動くようですよ。
海底探索機に穴を開けて、脱出ハッチを確保しました。
ゴードンの操縦席は、上に持ち上がって反転し、海中に潜るしくみとなってますね。
これなら空気があるので水も入ってこない。
よく考えられています。
搭乗員たちは、海中でも大丈夫なようにマスクをつけています。
1人ずつ救助していきます。
後部ハッチを開けて、寝かすようになっていますね。
側面から救助した人を乗せたポッドを排出しています。
2人目、3人目をなんとか救助して、無事脱出。
海底探索機は、海の底へと消えていきました。
脱出ポッドを、バージルが回収していきます。
さらに、オリジナルではついに見ることができなかった
サンダーバード4号の回収シーンも見られましたよ。
無事、救助された海底探索機のクルーたち。
おまけに、落としたコンテナを回収するシーンも見られました。
こちらもオリジナルでは見られなかったので、
メカマニアの人たちにとっては感涙ものですね。
コンテナに電磁ワイヤーをとりつけ、
引っ張り上げるという方法です。
スタッフは当時のサンダーバードのマンガとか引っ張り出してきて、
いろいろと考えたんだろうなー。
救助を終えて帰島した隊員たちでしたが、
ゴードンが持ち帰った変な装置について話題となってました。
ゴードンは、「だれかがわざと発生させているに違いない！」と言ってます。
ペネロープは色々手を尽くしてみると、国際救助隊宛の手紙と
変なボタンがある装置を発見。パーカーが押してみると、
地震が発生。
そして、悪党であるフッドからの通信が入ります。
この地震は誰にも止められないぞ、と。
この地震のせいで、台湾にある電波塔が崩落の危機に見舞われます。
さて、どうなるのか。
ここまでが、前半のお話になります。
長くなるので、今回はここまで。
43分ほどあったので、よく見たら第1話と2話を同時に放送していたようです。
3話目からは、30分の流さで放送される模様です。
何よりうれしかったのは、サンダーバード・メカがかなりオリジナルに忠実で、
さらにオリジナルでは解決されていなかった部分がうまく解決されていたというか、
いろいろとスタッフが知恵を絞って4号のアームやゴードンの操縦席なんかを
考えていたところに好感が持てました。
おまけに、スタッフのジェリー・アンダーソンに対するリスペクトがハンパない
ことが、細部からも伝わってきました。
たとえば、ジョンが「このショーはお気に入りなんだよ」と通信中に見ていた
映像は、『海底大戦争 スティングレイ』のオープニングでした。
そして海底探索機は、明らかに『スペース1999』のイーグル号を意識しています。
また、後半に出てくる電波塔は、オリジナルのサンダーバード第30話
「太陽反射鏡の恐怖」をモチーフとしています。
何も知らない子ども世代でも楽しめる上、オリジナルを知っている人であれば
なおのこと面白く見られるのが、新作サンダーバードではないかと思います。
是非、全国ネットのNHKで放送してほしいですね。
そして放送後は、民放のTBSで再放送してください (笑)。
それからもうひとつ。
今回新たに登場したサンダーバード･メカである
サンダーバードS（シャドウ）をデザインしたのは、
『超時空要塞マクロス』でおなじみの
河森正治監督だったのです！
サンダーバードSのデザインは、前回のエントリーである
2015年放送予定･新作サンダーバードの続報（13）OPと発進シーンが公開に!を参照してください。
そういわれれば、それっぽいカンジダナーと思います。
きちんとエンディングに記載されていました。
海外ではマクロス、オーガス、サザンクロスは
ごちゃまぜにされて「ロボテック」というシリーズで放送されていたので、
ファンも意外と多いのではないかと勝手に推測してます。
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